スーパーGT選手権Rd.7タイにてGT500クラスにデビューした15号車ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTの牧野任祐選手にスポットを当てた特集第二弾です。いよいよ決勝レースのスタート。

10月9日、決勝当日になりました。フリー走行、サーキットサファリをノートラブルで終え、ピットウォークでファンサービス。このショットはお宝ですよ、現地のキッズはお目が高いですね。ん、背後の浴衣の女性は...ひょっとして伍代夏子さん?

演歌歌手の真偽はさておき、午後3時に決勝レースがスタートしました。15号車のスタートドライバーは武藤英紀選手。2番手でスタートしますが、昨日の予選で痛めたタイヤを履いているため、バイブレーションに苦しみながらの走行を強いられます。

そして35周を走りきりピットへ。牧野選手にステアリングを託します。この時点でポジションは3番手、残り周回は31周、チーム初表彰台はハッキリと見えています。(画像は金曜日のものです)

2番手を走っていた12号車カルソニックGT-Rがペナルティで後退、15号車が2番手に上がります。前を行くトップ19号車ウェッズスポーツRC Fとの差は10秒以上あり、確実に2位をキープするのが順当なのですが、牧野選手は違いました。「プッシュしろ!」「死ぬ気でいきます!」チームとの無線。周回遅れのマシンを掻き分けながら、タイヤをセーブする19号車の背後まで迫ります。

しかし追い抜くには周回数が足りず、2位でフィニッシュ。それでもチームに創設以来最高位の順位を生きて持ち帰りました(笑)

マシンを停めた後、ピットへ報告「ナベちゃーん、サンキュー!」渡辺メカニックも大喜び。
もうすっかりチームスタッフの心を掴んでいます。

表彰式のシャンパンファイト、武藤選手はラッパ飲み。戸惑う牧野選手に表彰台下から「ダメヨー!ダメダメ!」の声。そういえば未成年でしたね、飲んじゃダメよ。

大喜びで牧野選手を迎えた伊与木エンジニア、笑顔から一転して真剣な表情に。マシンの状態のフィードバックを求めます。塚越広大選手らホンダの若手を育てた名将、次のレースに勝機ありと睨んだのかもしれません。

チーム創設2年目にして2位を獲得した道上監督、これより上の成績はもう優勝しかありません。喜びの後に来る心地良い疲労感か、それとも更なるプレッシャーか、各々の表情は何を物語るのでしょうか。でも今回は皆さんに一言「いいレースを有難うございました!」と言わせてください。そして(牧野選手以外は)美味しいお酒を飲んで下さいね。

さてさて、牧野任祐という逸材を手にしたこのチーム、最終戦もてぎで絶対に目が離せませんよ!
                                (PHOTO:井上雅行)