前戦の日本ラウンド(ツインリンクもてぎ)で今年度のタイトルを決めたマルク・マルケスは、ここオーストラリアGPでも好調を維持してポールポジションをゲットしました。

ヤマハファクトリーはここまで絶不調・・・

オーストラリアGPの初日は大雨で大混乱でしたが、2日目の土曜日も天気に翻弄されたライダーが多かったです。現在、ランキング2位と3位を争うバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソのヤマハコンビは、なんとふたり揃ってFP3でトップ10入りを逃すなど日本GP以降の混迷ぶりを払拭できずにおります。予選はロレンソ12位、ロッシ15位という体たらく。決勝はドライになりそうなので、どこまで追い上げるか注目したいです。

今シーズンは雨のときに低迷することが多いJ.ロレンソ(ヤマハ)。残り少なくなったヤマハでのレースで、どのような走りを見せるのか・・・期待しましょう。

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一方、ホンダは予選で1-2を獲得

一方、前戦でタイトルを決定したM.マルケスは予選1位を獲得。そして2位にはホンダ・サテライトのカル・クラッチローがゲット! 3位は2014年フランス以来となるフロントローを獲得したポル・エスパルガロ(ヤマハ)。4位は前戦で検討をみせたスズキのアレイシ・エスパルガロが並びました。

5位はホンダのジャック・ミラーが獲得。6位はドゥカティのダニロ・ペトルッチ。7位は負傷欠場のダニ・ペドロサの代役で参戦するニッキー・ヘイデン(ホンダ)が入っています。ホンダはマルケスのライダータイトルに続き、なんとかメイクスとチームの年間タイトルをゲットしたいところです。その期待を背負って、SBK=世界スーパーバイク選手権の合間にオーストラリアに来たヘイデンは、このミッションを果たすべくどれだけポイントを得ることができるのか・・・ここも注目ですね。

雨のFPを走るN.ヘイデン(ホンダ)。今年のSBKでは雨のレースを巧みにこなし優勝しています。ドライ予想で決勝では、代役としてのつとめをどこまで果たせるか注目しましょう。

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ここ数年、いつもスリリングな戦いが展開されるフィリップアイランドでのレースですが、マルケスに対抗可能なロッシとロレンソのヤマハコンビが予選で下位に沈んでいるので、決勝ではマルケスのひとり旅・・・というのは見たくないですね。もっとも、今年はタイトルを確実にとるために、日本GPまでは慎重な我慢の走りをしてきたマルケスが、タイトルを手中にした今、お構いなしに走ってどれだけ独走するのか・・・も見たい気がします。

ともあれ、いいレースを期待したいです。日曜の決勝を楽しみにしましょう!