大詰めを迎えているSBK=世界スーパーバイク選手権。スペインラウンドのレース2で、もしもカワサキのジョナサン・レイが優勝し、僚友のトム・サイクスが2位に入れないと、今年のタイトルがレイの手中におさまるのですけど・・・。結果はこちらです!

ここにきて、チャズ・デイビス(ドゥカティ)絶好調!

もし日曜のレース2で、レイが2位でサイクスが3位に入れないと・・・やはりタイトルはレイに決定します。そしてもしレイが3位なら、サイクスは5位以内に入らないといけません・・・。もしレイが4位なら、サイクスは8位以内に入らないとシーズン終了・・・です。

おそらく、今年はレイが2連覇すると思うのですけど、それでも消化試合ゼロで最終戦にタイトルが決まってほしいと思うのは、特定の贔屓を持たないタイプのレースファンの性ですよね? ともあれ、そんなカンジにレイがタイトルに王手をかけたような状態で、日曜日のレース2はスタートしました。

スタートが良かったのはサイクス。しかし、レース1の覇者のデイビスがすぐにサイクスを抜き去り、そのまま独走でゴール! なんと前戦から4連勝という絶好調ぶりを披露しました。

余裕のウィリーで勝利の喜びをスタッフを分かち合うC.デイビス(ドゥカティ)。

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タイトルの行方は最終戦に持ち越しに。でもSSPのタイトルは決まりました!

レイは、中盤にサイクスを抜いて2位に浮上。しかし3位のサイクスを食い下がり、その順位のままでゴール。4位はニッキー・ヘイデン(ホンダ)。5位はシルバン・ギュントーリ(ヤマハ)。6位がマイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)。7位はアレックス・ローズ(ヤマハ)と・・・珍しく? 各メーカーのファクトリーが上位を占める結果に終わりました。

この結果、レイとサイクスのポイント差は48になりました。極端なことを言えば、レイが最終カタールラウンドのレースをふたつとも落とし、サイクスが完全勝利する・・・というレベルでないとサイクスの逆転タイトルはないくらいですが、どんなフィナーレになるのか・・・サイクスの維持に期待したいです(MotoGPがあっけない終幕だったので・・・?)。

圧倒的優位な立場で、最終戦を迎えることになるJ.レイ(カワサキ)。どのように有終の美を飾るのか・・・彼の走りに次戦要注目です。

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一方、国産600cc4気筒スーパースポーツに、MVアグスタF3(3気筒675cc)が挑む構図のSSP=世界スーパースポーツ選手権は、実力者のケナン・ソフォーグル(カワサキ)がスペインラウンドを制覇し、5度目の同クラスのタイトルを獲得しました。おめでとうございます。パチパチ・・・(拍手)。

ガッツポーズでウィニングランをするK.ソフォーグル(カワサキ)。2007、2010年をホンダで、そして2012、2015、2016年をカワサキでタイトル獲得・・・という偉業を達成しました。

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来年度はヤマハの新型YZF-R6がデビューすることが予想されますが、各メーカー腰が引けている感じの600cc4気筒&675cc3気筒のスーパースポーツ界を盛り上げる存在になってくれたら良いな・・・と思います。

注目の最終戦カタールは今月の28〜30日に行われます。今年最後のSBKを楽しみにしましょう!