現地時間日曜日に行われたSBK=世界スーパーバイク選手権・フランスのレース2は、土曜日のレース1を制したチャズ・デイビス(ドゥカティ)が今季3度目のダブルウィンを達成しました。

一度後ろに下がるも、見事な追い上げで逆転!

レース2はドライコンディションでスタート。序盤は、トム・サイクスとジョナサン・レイのカワサキコンビが、1-2体制を築きこのままランキング1-2のふたりが優勝争いを繰り広げるのか・・・と予想させる展開でした。

先頭からT.サイクス(カワサキ)、J.レイ(カワサキ)、そしてC.デイビス(ドゥカティ)。

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しかし、先行するサイクスのペースが鈍り、レイがこれに接近する間、デイビスも2台のカワサキとの差をグングン詰め始めます。そして17周目に、見事カワサキ勢をまとめて追い抜き、そのままライバルとの差を広げて優勝しました。

2位にはサイクスを抜いたレイが入り、サイクスは無念の3位に終わりました。なお4位には、フランスラウンドで目立つ活躍をしたレオン・キャミア(MVアグスタ)が入っています。

再びレイがサイクスとのポイント差を拡大

レース2表彰台の三人、左からJ.レイ、C.デイビス、T.サイクス。

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レース1ではレイの前でゴールし、ちょっとポイント差を縮めたサイクスですが、レース2ではサイクスの前でレイがゴールしたため、また両者のポイント差は広がることに・・・(レイ426、サイクス378ポイント)。今シーズンの残りレース数が少ないので、レイはSBKタイトル連覇に大きく前進したといえるでしょう。

次戦スペイン、そして最終戦カタールはいずれも10月の開催です。残り2戦のどちらでタイトルが決まるのか・・・注目です!