シーズン終盤に向かいつつあるSBK=世界スーパーバイク選手権。フランスのマニクール・ラウンドはウェットコンディションからだんだんドライになる・・・という難しい天候のなか、土曜日のレース1が開催されました。

雨の予選は、ポイントランキング順に1-2-3位

土曜日の予選は雨の天候で、ジョナサン・レイ(カワサキ)、トム・サイクス(カワサキ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)というランキング上位のライダーたちがランキング順に予選1-2-3位となりました。

同じく土曜日のレース1は、スタート時には雨があがり晴れという天候。しかし路面はまだ濡れているというコンディションでした。ホールショットを決めたのは、予選1位のレイ。そしてランキング2位のサイクスがこれに続きました。その後、3位にランクアップしたのは、MVアグスタのレオン・キャミア。金曜日からいいポジションを走り、好調ぶりを土曜もキープしていたキャミアは、10周目にはなんと首位に立ちました。

FP総合では2位となったL.キャミア(MVアグスタ)。レース1は初優勝を期待させる展開でしたが・・・。

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7周目、最初にピットインしてタイヤ交換をしたのはホンダのニッキー・ヘイデン。その後、カワサキファクトリーの2台もピットインして、追い上げを開始します。しかし、その間に徐々に順位をあげて首位に立ったのは、ドゥカティのエースのデイビスでした。タイヤを交換しないという作戦が功を奏し、16周目からリードをキープして今季6勝目をマークしました。

作戦がハマり、見事勝利をおさめたC.デイビス(ドゥカティ)。チームと喜びを分かち合います。

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サイクスが少しだけポイント差を縮めました。レース2はどうなるか?

2位はホンダのマイケル・ファン・デル・マーク。3位、4位はサイクス、レイのカワサキワークス。5位はアプリリアのロレンソ・サバドーリ。MVアグスタの希望の星であるキャミアは、残念ながら7位でフィニッシュでした。

チームメイトでタイトル争いのライバルである、サイクスのひとつ後ろの順位である4位でゴールしたJ.レイ(カワサキ)。

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ポイント差ではまだまだタイトル争いがレイが有利な状況には変わりありませんが、サイクスがチームメイトをどこまで苦しめるか、レース2の展開が注目されます。日曜のレース2を楽しみにしましょう!