すべてが新設計の第2世代のスーパースポーツGPZ 900R Ninja。空冷Z とはまた違った「ニ
ンジャワールド」で多くの人を魅了してきたNinjaの歴史に迫りたいと思います。

1989・A6

(オートバイ Classics©モーターマガジン社)

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フロント16インチの最終型となったA6は基本的にカラー変更のみ。エボニー×パールコスミックグレーはストライプとホイールがゴールドになり、ぐっとシブ味を増した印象。ファイヤークラッカーレッド×ギャラクシーシルバー(写真なし)とルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバー(写真なし)はA5カラーを継続販売。写真はA6からキャブヒーターを標準装備した英国仕様で、写真右のキャブのあたりに見える緑色のカプセルのようなものが冷却水を利用したキャブヒーターのパーツの一部。

1990・A7

(オートバイ Classics©モーターマガジン社)

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登場から7年目に入った1990年、話題の高速ツアラーZZR1100が登場したこの年、ニンジャは初のモデルチェンジをおこなう。フロントホイールは17インチに改められ、ホイールデザインも6本から軽快な3本スポークタイプに。フロントフォークのインナー径はφ38mmからφ41mmにアップされ、アンチノーズダイブシステム(AVDS)は廃止された。ブレーキキャリパーはフロントが対向4ポッド、リアは2ポッドなど足回りを中心に強化された。メーターデザインやバックミラーなどもニューデザインとなった。車体色はエボニー×パールコスミックグレーとファイヤークラッカーレッド×エボニー。

デザイン、そして大型マイナーチェンジを行ったこの年のGPZ900R。足回りも強化され、速いNinjaというイメージをより強いものにした。