土曜日のレース1では、トム・サイクス(カワサキ)が優勝し、ランキングリーダーのジョナサン・レイ(カワサキ)とのポイント差を詰めました。そして日曜日のレース2は・・・多くのライダーが雨に翻弄されることに・・・。
サイクス、痛恨の転倒!
レース2は雨により開始が遅れたこともあり、20周に減らして行われることになりました。そして各ライダーがグリッドに着いたところ、何人かが危険をアピールしたためさらにレースはディレイ。周回数はさらに16周にまで減らされて、いろいろスタートとなります。
好スタートを切ったのはサイクス。しかしすぐにレイが首位を奪取する展開でした。ここで大きなドラマが・・・土曜日のレース1で、レイの転倒によりランキングポイント差を縮めたサイクスが今度は転倒! 幸いコースに復帰しましたが、トップ争いからは完全に脱落です・・・。
ダビデ・ジュリアーノ(ドゥカティ)、ロレンソ・サバドーリ(アプリリア)、そしてアンソニー・ウェスト(カワサキ)が、続々転倒・・・。今回は雨の犠牲者が多かったです・・・。一方でレイは雨を味方につけて独走で優勝! また2位にA.デ・アンジェリス、3位にX.フォレスと、普段は中段以下につけることが多いプライベーターたちが、これまた恵みの雨として難しいコンディションを走りきり、表彰台をゲットしました!
ランキングは再びレイがサイクスに対するリードを拡大!
せっかくレース1の結果でレイとの差を縮めたサイクスですが、レース2は転倒から12位に挽回するのがやっとでした・・・。レイのポイントは393、サイクスは346と、47ポイントまで差が開いてしまいました。
今月末の第10戦フランスを含み、残るSBKのラウンドは3つ・・・。このままレイが逃げ切ってSBK連覇を果たすか・・・。サイクスらライバルがどこまで反撃できるか・・・に注目ですね。