最初のCBは125ccの2気筒エンジンを搭載していた。公称最高出力は15psだったが海外のジャーナリスト、ユーザーは、だれひりとしてこの数字を信じなかったと伝えられるそれほどまでに高出力だったのは、レースに勝つためのマシーンだったからだ。1959年のことである今日流に言うなら、CB92はCBR125RRである。だが、1978年に6気筒のCBXが出現するまでホンダのオンロードスポーツモデルのすべてがCBを名乗っていた。そんなCBの歴史を辿っていきたいと思います。
CBと名付けられた最初のモデル:CB92
ホンダは1959年にマン島のプロダクション125ccクラスに出場するためのマシーンとしてC90を開発その市販型が、ホンダ初の"CB"の名を冠するモデル、スーパースポーツCB92ださらにこのモデルは同年の第3回浅間火山レースでワークスRC142を破るなど、レースでも活躍した。
1958年に発売された125㏄の実用車、C90がベースとなった初代CBは、量産バイクとしては世界で初めて125㏄SOHC2気筒を搭載したパワフルなモデルでした。
CB92のエンジンはピーキーで、街中で速く走らせることは極めて困難だった。しかし、レース用パーツのY部品を装着した車両がレースで活躍し、当時世界中を驚かせた。