こちらの連載では、MAZDAロードスターユーザーやファンには嬉しい身近なショップやイベント情報をお届けする「ROADSTER BROS.(ロードスター ブロス)」Vol.10の掲載コーナー『ND5RCカスタム大図鑑』より、NDロードスターで全日本ジムカーナに参戦するプロドライバーの斉藤邦夫さんが、実際に試乗したメーカーとショップデモカーの走行インプレッションと、 その最新情報についてご紹介していきます!(あぁこ@ロレンス編集部)

今回は、なんと!“全日本ジムカーナをNDで戦う男”ロードスターの挙動を知り尽くした、斉藤さんご自身の競技車両の CUSCO (SAITO’sND5RC)を披露しています。

ジムカーナやサーキット走行などの積極的な走りに、重要なアイテムとは一体どんなものなのでしょうか。

CUSCO

株式会社キャロッセさんのブランド『CUSCO』は業界随一の製品種類を製造・販売するパーツメーカーとして、モータースポーツに積極的に参戦しています。

実戦でのテスト結果を製品にフィードバックすることで、高品質な製品づくりに活かされているそうです。

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クスコのNDはいかにも競技をベースとするブランドらしく、ファーストステップとしてベースとなるボディのレベルアップを実現している。まずボンネットとトランクを開けてすぐに気付くのが、ストラットバーの存在だ。

エンジンルームは開口部が大きく、ねじれやすい部分。ここを補強する目的で装着されるフロントのストラットバーは、文字通りストラットタワー左右を連結するもの。リアは左右のアッパーサポートを連結するもので、こちらもやはりねじれを抑えてくれる機能パーツ。

ボディの取り付け部を補強し、センターはフロアトンネル部を補強する。リアはメンバー先端とボディ取り付け部を連結し、この3点でフロア剛性をアップ。ハンドリングやブレーキング時にボディの一体感が強くなり、ねじれにくくなることからサスペンションがより正確に動く。その上でサスペンションはストリート・ゼロAをセット。

強化ゴムアッパーを使った街乗り仕様だが、スタビライザーも同時装着していることでロールが適度に抑えられ、 段調整の減衰力をeコン2を使って車内で調整すれば、幅広いステージに対応できる。(原文のまま)

敏感しすぎることなく
扱いやすい&許容範囲が広い という魅力。

ロールバーのせいだと思うんだけど、重心が上がっている。この上がったぶんだけ自然なロールをしているみたい。ロードスターはもともと重心が低いのでロール感がないものだけど、このクルマのがオーソドックスなFRに近い動き。初心者に向いているかもしれない。

重心が上がってしまうことに対して、デメリットよりも、メリットのほうが上回る。ただ重くなってしまうのが難だね。ただ車体がよじられる場面でも、不安感がなく踏んでいけるのは、このロールバーのおかげだと思います(ドライバーインプレッション:斉藤邦夫)