いまや、そんな数字を聞いたって驚かなくなってしまった「ニヒャクバリキ」。
カワサキ2016年ビッグバイクのスーパースポーツ、グランドツーリング、そしてスーパーチャージャー。あなたはどの200馬力がお好みですか?

世界最速を実現するための超絶出力、200PS

(GOGGLE@モーターマガジン社)

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数字至上主義と言われようが、オートバイのスペック、とりわけ最高出力という数字は気になるものだ。スペック厨と言われたって、100PSより150PS、180PSの方がエラい気がする。それは否定しない。けれど同じ出力だったとしても、オートバイの性格は驚くほど違うものだ。ひとつは馬力に対する車両重量、つまりパワーウエイトレシオが重要だし、その最高出力も、出し方ひとつでまったく性格は違うもの。そして2016年モデルで、なんとカワサキのビッグバイクで、奇しくも200PSが出揃ってしまった。ZX-10Rのモデルチェンジによって、グランドツーリングZX-14Rと、スーパーチャージドモンスターH2、それにスーパースポーツZX-10Rの3台が200PSモデルとなったのだ。
 500SSやZ1の時代から、カワサキはずっと世界最速にこだわって来たメーカーだ。だから、この3台も世界最速を目指したモデル。この「最速」という看板が肝心で、最速とは言うまでもなく「いちばん速い」という意味。ここでいう「速い」の種類が、それぞれ違うのだ。

Ninja ZX-10R

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まず、新型となったZX-10Rは、ストレートスピードはもちろん、コーナリングスピードも、進入速度も脱出速度もすべて含めた、サーキット最速を目指したモデルだと言っても過言でありません。そして、2015年に市販車をベースとしたレース「スーパーバイク」の世界選手権でチャンピオンを獲ったという、現時点での世界最速を実証したモデルでもあるのです。

Ninja ZX-14R

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そして、ZX-14Rは、日本での法定速度は別として、いかにハイスピードでずっと走り続けられるかを追い求めた、クルージングでの最速を目指したモデルとなっているのです。

Ninja H2

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そして、市販モデル唯一のスーパーチャージドバイクであるH2。
グランドツーリングやスーパースポーツといったカテゴリーに分類されない新たなカテゴリーとも言える、このモンスターマシンは回転が上がるにつれて、2次曲線的にパワーが立ち上がり、グングン加速していという、H2でしか味わえない新しい分野での最速を目指したモデルとなっています。

いずれも、低回転域と小さいスロットル開度をキープすれば、まだまだ従順にコントロール出来るものの、いざというときの力の出方が、やはり200PSモデルの危うい魅力だ。
そして実は、そこにオートバイに乗る楽しさがふんだんに盛り込まれていることに気づかされる。
 ZX-14Rの遠くへ行きたい心、ZX-10Rの思い通りにバイクを動かすコントロール性、そしてH2の超絶大馬力を手なづける刺激。これが、カワサキが「世界最速」という看板の裏に潜ませた真の狙いなのかもしれない。

それではここで質問です!!!あなたの求める最速はどのスタイル?

スーパースポーツ・グランドツーリング・スーパーチャージャー!今一番求めているスタイルを選んでね。