2015年の北米走破のワンシーン。極寒の積雪路を北米で人気の 3車種が走り抜けていきます。

2014年、2015年と実施されたトヨタの “5大陸走破プロジェクト” が、今年も8月22日に南米からスタートします。このプロジェクトは今回で3回目となります。

世界中のさまざまな道を走破するこのプロジェクトは、日本と世界各地の現地事業体の従業員約 110名が協力しながら、従業員自らがステアリングを握り、走行する “現地現物” の経験を通じて「もっといいクルマづくり」を担う人材を育成することを目的としています。

こちらは2014年のオーストラリアでのひとコマ。道なき道を行きます。

今回の南米の走破は約3か月半を予定しています。3チームが合計7か国、約20000kmを走破する予定です。熱帯の泥濘路、標高4000m以上の高地山岳路を走行するほか、強い横風が吹く道での高速走行などを実施。また、世界一過酷なモータースポーツと言われるダカール・ラリーのコースにもなっている砂丘やワジ(涸(か)れ川)など、南米大陸の多様で厳しい道を走破する予定です。

5大陸走破プロジェクト コンセプトムービー

youtu.be

<南米走破プロジェクトの概要>
1.走行日程:8月22日(月)~ 約3か月半
2.ルート:下記7か国/総計約20000km
・チーム 1:8月22日~9月中旬でブラジル、パラグアイの未舗装路や泥濘路を走破
・チーム 2:9月下旬~10月下旬でチリ、ペルー、ボリビアのアンデス山脈(高地山岳路)を縦断
・チーム 3:11月上旬~12月上旬でアルゼンチン、ウルグアイの高速道路や高地山岳路を走行
3.走破車両:現地生産車(ハイラックス、フォーチュナー、エティオスなど)を中心として、チームごとに9台
4.人員:日本、および現地事業体の従業員からなる約 110名

5大陸走破プロジェクトの第1弾(2014年)となる豪州では、世界の様々な道が凝縮されていると言われるオーストラリアの砂漠や悪路が続く過酷な道を約20000km走破。続く第2弾(2015年)の北米では、気温が50℃以上になり「世界で一番暑い場所」としても知られるデスバレーなどの酷暑地や、オイルが凍るほどの寒さになるアラスカ・カナダの寒冷地など、約28000kmにも及ぶ道を、夏季と冬季に分けて走破し、厳しい走行環境下においてクルマに求められる性能や水準を学んできました。

ちなみに、2014年のオーストラリア、2015年の北米を舞台にした5大陸走破プロジェクトの過酷な旅程は下記のリンクからご覧になれます。

こういった挑戦が、世界で認められるトヨタのクルマを作り上げ、鍛え上げていくのです!