第170回は、 日産自動車「サニー」 をご紹介します!紳士で落ち着きのある男性ユーザーの多いサニーは、ややマイルドなボディスタイルです。当時の日産の先進技術を全投入して80年代のニューリーダーカーに躍り出ました!(あぁこ@ロレンス編集部)
ここで問題です!こちらのインパネは3車種のうち、どのクルマのインパネでしょうか?
日産・大衆車のエース的存在だが、55年の乗用車国内販売ランキングでは首位のカローラに差をひろげられ、兄貴分のブルーバードにも抜けれて、3位に転落の憂き目をみた。現行のサニーは52年10月にフルチェンジしたモデルだが、それもあってか55年11月にはエンジンの思いきったスケールアップを中心としたマイナーチェンジにふみきっている。
従来のA12型の1200エンジンは4気筒、OHV、1270cc、74PSのA13型の1300、A14型の1400はOHV、1487cc、83PSのA15型の1500、EGIつきのA14E型も92PSのA14E型も92PSのA15E型にそれぞれ換装された。A13型はA12型をボア・アップ、A15型はA14型をストローク・アップしたエンジンである。水平ラインを基調としたスタイリングや、角型2灯ヘッドにスラントノーズの外観はほとんど変らず、グリルのデザインの一部変更やリアのライセンス・ランプの大型化がはかられた程度にとどまった。
装備面ではかなりの充実ぶりが目立ち、ラリー・スポーツ+EGIのRS-EとGX系にはこれまでオプションだったハロゲン・ヘッドを標準装備。同じくRX-EとGX系/サニー・カリフォルニアのSGL、GX系には脱着式ガラス・サンルーフ装備車も設定された。カリフォルニア・シリーズは2ドア/4ドアのセダンにクーペをそろえた5ドアのスポーティ・ワゴン。1500クーペにはレディス・クーペのESもある。