第169回は、 日産自動車「ラングレー」 をご紹介します。日産初のFF専用エンジンが搭載された最初のモデルで、通称スカイラインズ・ミニといわれていたそうです。(あぁこ@ロレンス編集部)

日産 ラングレー

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チェリーの後継モデルとして生れたFFのパルサーに双子車種が登場した。55年6月から日産プリンス店系列で発売されているラングレーがそれである。3ドアHBのボディに4気筒、OHV、1397cc、80PSのA14S型と、EGIつき92PSのA14E型の1400エンジンだけというシンプルな車種構成で、1200/1400にクーペ、3ドア/5ドアのHBと3車型をそろえるパンサーにくらべるとややさみしいが、内容的にはパルサー1400の3ドアHBとまったく変らない。わずかにラングレーの個性を主張するのは、大型化された角型ヘッドとグリルでスカイラインにソックリのフロント・マスクや、これもスカ調のサイドラインのデザインで、よりスポーティさ、軽快さを主張するモデルともなった。“ミニ・スカイライン”の名もある。フロント・ストラット、リア・トレーリングアームのチェリー以来伝統の4輪独立サスも変らない。ブレーキはディスク/ドラム。