この連載では、モーターマガジン社出版「月刊オートバイ【別冊付録】不朽の日本車102年史」より、日本を作り上げた歴史のオートバイを振り返っていきます。
日本の歴史1909年産声をあげた日本最初のオートバイ、島津NS号から2011年モデルまでじゃんじゃん紹介していくので、「そういえばこんなバイクあったなぁ」と懐かしい気持ちになってもらえたり、「昔はこんなオートバイがあったんだ!」とあらたな発見をしてもらって、お楽しみいただければと思います。(akiko koda@ロレンス編集部)

キャンディゴールドの塗装が可愛らしい「SUZUKI T500」ですが、2ストで世界最大排気量、最速として話題となったバイクです。
ちょっと派手めなカラーや、パワフルだけど穏やかに加速するといった特性は、アメリカ市場でも好評だったのだとか。国内にとどまらず多くのファンを魅了する高い性能をもった、今もなお名高いバイクです。

SUZUKI T500(1968年)

●空冷2スト・ピストンバルブ並列2気筒
●492c
●47PS/6500rpm
●5.5kg-m/6000rpm
●193kg
●3.25-19・4.00-18
●26万8000円
©オートバイ別冊付録 不朽の日本車102年史

当時2スト世界最大排気量のフラッグシップモデルで最高速180km/h、ゼロヨンは13秒。1969年8月 にはシャープなスタイルのII型へチェンジしている。(©オートバイ別冊付録 不朽の日本車102年史)