「ミスターバイク」誌を中心にバイク漫画を描き続けた広井てつお氏。2008年病により逝去したが、未だその作品は数多くのファンに愛され続けている。そんな、氏には珍しく四輪ドキュメンタリーものとして描かれた「マツダのロータリー・エンジン開発物語」から、ロータリーの開発に賭けた男たちの戦いを紹介したいと思います。

オイル漏れ問題

ロータリーエンジンの研究を始めてから、一番の大問題だったチャタマークが解決し、次の問題であるオイル漏れの解決に取り組むロータリー47士。

色々な素材を試し、試行錯誤しても解決できないオイル漏れに、ロータリー47士の1人である達富康夫がある事を思いつく。

今まで常識的に避けてきた素材。「ゴム」がオイル漏れ解消のカギだったのだ。

(夢を継ぐもの~ロータリーエンジン開発物語@モーターマガジン社)

そして、1964年ロータリーエンジンを積んだコスモスポーツのプロトタイプが大衆の前に初めて姿を現した。