先日ご紹介したNSX-GT3。そのロードバージョンの開発がいよいよ現実味を帯びてきた。

まいどっ、グリコです。今日は、いよいよ8月25日に日本でも正式発表される新型NSXの最新情報をお届けしましょう。

先日は、アメリカで公開された新型NSXのGT3マシンを紹介しました。巨大なエアロパーツで武装したカーボンボディ、ハイブリッドシステムを外して後輪駆動としたレース専用車でしたね。でも、さすがに公道走行はできません。ところが、開発の現場ではかつての「タイプR」に相当するGT3のデチューンマシンを販売する方向で検討が始まったようなのです。

情報筋によれば、発売は2021年が目標とのこと。GT3のロードバージョン的な位置づけで、ハイブリッドシステムを外した後輪駆動。ボディには標準モデルよりさらにカーボン使用部位を増やし、大幅な軽量化を達成する。さらに3.5ℓV6ツインターボエンジン(現状は500ps)を、およそ50ps以上もパワーアップして発売する計画だというから恐れ入ります。

ちなみにGT3も基準車と同じくオハイオの工場で生産されますが、このロードバージョンもその生産技術を転用して同工場で作られるとか。レーシングカー直系のこのロードバージョンは、市販が実現しても恐らく生産台数が限られた限定車になると思われます。当然、価格も基準車の倍は覚悟しなければならないでしょうね…。

とは言え、ホンダ党としてはこのバカっ速いNSXはぜひ実現してもらいたいところです。ホンダでなければできない、突き抜けたマシンの登場に期待大ですね!

新型NSXはGT3も含め、全車が米オハイオ州にあるパフォーマンスマニュファクチュアリングセンターで生産される。