第155回は、 トヨタ自動車のブランド「カローラ」 をご紹介します!飽きがこない直線基調のスタイル、多くの日本人に親しまれるブランドですよね。(あぁこ@ロレンス編集部)

あなたはどちらのカローラのインパネがお好きですか?

カローラ(1981年)

1100の大衆車としてデビューしたのは41年11月だが、44年には早くも国内販売市場でベストセラーカーの座につき、そのまま55年まで連続トップを守り続け、現在もその記録を更新中なのがカローラ。スタートはセダンのみであったボディもクーペ、HT、LB(リフトバック)をそろえ、エンジンもまた1300、1500、1600に54年8月から1800も加えるという、バリエーションの豊富さを誇っている。
現行カローラは54年3月のフルチェンジで登場した、ウェッジシェイプによるフロント・ロー、リア・ハイの直線的でシャープなスタイルの4代目。エンジンは1300が、4気筒、OHV、1290cc、72PSの4K-U型、1500はOHV、1452cc、80PSの3A-U型、1600はDOHC-EFI、1588cc、115PSの2T-GEU型、そして1800はOHV、1770cc、95PSの13T-U型をそれぞれ搭載する。
サスはフロントがストラット、リアは4リンク・コイルで、DOHCのみの1600クーペレビンや4ドア・セダン、HT、LBのGT、1500のクーペSRは、いずれもリアスタビラーザーつきハードサスを採用。
GT系はブレーキも4輪ディスクで、その他は全車フロント・ディスクが標準。オプションでパワーステアリング、ハロゲンヘッドつき、55年3月にはLBに開閉脱着式サンルーフ/ムーンルーフも設定された。1800の追加や装備の充実化によって、大衆車のワクを脱したファミリー中心のモデルで、需要層も広範。