2011 DUCATI Desmosedici GP11:ロッシを迎えるが車体が決まらず未勝利に
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
C・ストーナーの移籍によりV・ロッシを迎えてシーズンに挑んだ2011年。話題性も大きく期待が寄せられたが、2012年シーズンからのレギュレーション変更を見据えた上でのマシン製作であったため、車体のセッティングが噛み合わず苦戦を強いられることに。シーズン中にフレームの素材を変更するなど大幅な試行錯誤を行なったが好転せず未勝利のシーズンとなった。
2010年までの7年間YAMAHAで走り続けたバレンティーノ・ロッシを起用し、2年契約でⅤ・ロッシ×DUCATIの快進撃を誰もが期待したシーズンだったが、2012年のレギュレーション変更に向けてのマシン作りと、新しいライダーを迎える為のセッティングなど変更点が多すぎたためか、中々結果を残すことができないシーズンとなってしまった。
2012 DUCATI Desmosedici GP12:
1000ccエンジンに変更するも 苦戦続きのシーズン
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
前年までの800ccエンジンから1000ccへとレギュレーション変更。しかし苦戦は続きロッシですら2位を2度獲得するのがやっとの成績。このシーズン限りでロッシはドゥカティを離れることになった。
マシンによってここまで違うものなのだと思い知らされる結果となったV・ロッシ×Desmosediciの戦い。マシンとライダー。決してどちらかが悪い訳では無い。レギュレーション変更の時期と重なった事もあり、ただ相性が悪かった。それだけの事なのかもしれません。そして、ここからDUCATIの新たなる挑戦が始まるのです。