現地時間日曜日、アメリカのラグナセカでSBK=世界スーパーバイク選手権のレース2が行われました。土曜日のレース1ではいいところがなかったドゥカティファクトリー勢が奮闘し、今度は結果を残しました。

カワサキ対ドゥカティ、両ファクトリーの激戦!

レース2スタート後の3周目、リードを奪ったのはダビデ・ジュリアーノ(ドゥカティ)。しかし4周目に事故でレッドフラッグが提示。再スタートのレースは、21周で行われることになりました。

ジュリアーノがポールの位置からレースはリスタート。彼をカワサキファクトリーの2台、トム・サイクス、ジョナサン・レイが追います。しかし、ランキングリーダーのレイはターン6をワイドラインで通過して脱落。その後メカニカルトラブルでリタイアしますが、コンスタントにポイントを獲るレイにしては、非常に稀な結果になりました。

先行するT.サイクス(カワサキ)と追うD.ジュリアーノ(ドゥカティ)。レース2は激しいドラマが展開されました。

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レイの脱落後、サイクス、ジュリアーノ、そしてドゥカティのチャズ・デイビスが先頭集団を形成。この3台が後続グループを引き離します。サイクスは常にドゥカティファクトリーの両雄からの激しいプレッシャーを受けますが、こらえて首位でゴール。そしてジュリアーノ、デイビスの順で続き、レース1でリタイアしたふたりが2、3位表彰台をゲットしました。

次戦の第10戦ドイツは9月16〜18日開催!

表彰台には届きませんでしたが、4位はシャビ・フォレス(ドゥカティ)が健闘して入賞。5位にニッキー・ヘイデン(ホンダ)。6位にはジョルディ・トーレス(BMW)が入りました。

レース2の表彰台の面々。左からD.ジュリアーノ、T.サイクス、C.デイビスです。

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この後、SBKはサマーブレイクを挟み、9月に第10戦のドイツラウンドが開催されます。ランキング首位のレイが368ポイント、2位のサイクスは46ポイント差の322ポイントですが、残りの4戦でレイが普段の速さと安定感を発揮すれば、最終戦を待たずして連続タイトル獲得を決めてしまうと思いますが・・・。まぁ今回のレイのリタイアのように、何が起こるのかわからないのがレースです。終盤に入ったシーズンを最後まで楽しみましょう!