先月のマン島TTをわかせたブルース・アンスティのホンダRC213V-Sによるスーパーバイク/セニアTTへの参戦ですが、アルスターGP公式サイトや世界最高峰メディアのMCNの報道によると、なんとアルスターGPにもこのコンビネーションが参加する・・・とのことです!

「世界最速」のロードレースへの挑戦!

北アイルランドで開催されるアルスターGPは、1949年から1971年までは世界ロードレースGPの一戦として開催されてきた伝統の公道レースです。1952年まではクラディ・サーキットが使われましたが、1953年以降はダンドロッド・サーキットが舞台となり、世界ロードレースGPのカレンダーから外れたあとも、今日まで続いてきました。

北アイルランドの、アルスターGPの舞台であるダンドロッド・サーキット。1周約7.4マイル(約11.9km)の、超高速公道サーキットです。

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アルスターGPは、そのコース設定から主催者は「世界最速のロードレース」というキャッチコピーを掲げています。事実、その平均ペースはかなりのもので、2010年にB.アンスティはラップレコードとなる時速133.977マイル(約215.6km/h)をマークしています! 

また、タイムトライアル方式で1台毎に順番にスタートするマン島TTに対し、アルスターGPは一斉にスタートする方式なので、スタート直後から激しいバトルが公道コース上で展開されます。それはとてもデンジャラスかつスリリングで、見ていて非常に興奮してしまいます。

こちらは2015年度のプロモ動画ですが、これを見ればアルスターGPのヤバさがわかると思います。

2015 Ulster Grand Prix Promo

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マン島TT以上の結果を残せるか? 乞うご期待です!

先のマン島TTでは、スーパーバイクTTで8位、セニアTTで5位だったアンスティとRC213V-Sでしたが、熟成不足にならざるを得ない急造マシンでこの成績はなかなか立派なものといえるでしょう。

アンスティは過去5年で、3度アルスターGPのスーパーバイククラスを制覇したキャリアを持ちます。RC213V-Sで、今年アンスティが得意のダンドロッド・サーキットにて、RC213V-Sでどのような走りを披露してくれるかは、マン島TT同様多くのリアル・ロードレーシング・ファンの注目を集めることは必至です。

6月のマン島TTで、ホンダRC213V-Sを走らせるB.アンスティ。どのようなバトルをダンドロッドで展開するか楽しみです。

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アンスティは、RC213V-SがアルスターGPに向いていると考えているようです。ハンドリングが良くて、コーナリングが楽になることは、ライバルとのバトルに有利になるという考えです。ともあれ、アンスティ自身が楽しみにしているのと同様、私たちもRC213V-SがアルスターGPでどんな走りをするのか・・・非常に楽しみです。

アルスターGPは来月8月の8〜13日に開催されます。昨年のスーパーバイククラス(7周)では、ホンダCBR1000RRに乗り見事優勝をかざったアンスティがRC213V-Sで連覇を達成するのか、注目しましょう!