*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第359号は、ジュリアの後継モデルである「 アルファロメオ アルフェッタ 」!
アルフェッタのもつ高い動力性能と操縦性は、当時のスポーツカーの印象をガラッと変えるほどでした。
ちなみにアルフェッタは「小さなアルファロメオ」を意味しているそうです。(akiko koda@ロレンス編集部)
アルファロメオ アルフェッタ
かねてからウワサの高かった、“セイ”用V6エンジンをのせたGTVがついにデビューした。コンパクトなV6ユニットのメリットは、ホイールベースを延長することなく2.5ℓエンジンを移植することに成功しているが、やはりそのままではリッドの高さをクリアすることはできず、パワー・バルジを設けている。キャブレーションは“6”の6キャブレーターとは異なりボッシュ・Lジェトロニックで、出力は“セイ”と同じ160PSながら、それより200rpm低い回転数で得ている。最大トルクは6より3%ほど小さいが、車重が220kg軽い(84.6%)から問題ではない。アルファではかってアルフェッタGTのボディに“モントリオール”用V8・2.6ℓエンジンをのせた特別仕様車を西ドイツに輸出したこともあり、GTV6はその本格的な生産型というわけである。マキシム205km/hは“ターボデルタ”と同一で、世界のマーケットにおいてポルシェと対抗していくだろう。