*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。

第354号は、「アルファロメオ アルファスッド」。
全長3890mm、全幅1590mmと、とてもコンパクトなサイズ感が特徴的。あのジョルジェット・ジウジアーロの代表作でもあります。(akiko koda@ロレンス編集部)

アルファロメオ アルファスッド

1.5

アルファとしては最も小型の乗用車で、水平対向4気筒エンジンをつみ、前輪を駆動する。むろんFWDはアルファの史上初めてだ。排気量は1186cc・63/68PS、1351cc・71PSおよび79PS、1490cc・85PSの各種がそろっており、車型に応じてふりむけられる。ノーマル型のボディ・タイプは4ドアだが、スポーツ・セダンの“ti”は、その性格上2ドアのみとなる。

TI 1.5

トランクは独立しており、ハッチバックではない。現在のモデルは3型で、79年の末にマイナー・チャレンジされて現在に至っている。黒いバンパーが新らしく、4ドア型の変型ヘッドランプもわずかに変えられている。リアのランプ・クラスターもデザインし直されて大きくなった。ノーマル型でも操作性はすばらしく、初のFWD作品とは思えないほどだ。動力性能は1.35ℓで最高165km/h、0-1kmが33.8秒、1.5ℓのtiでは最高速170km/h、0-1kmが33.4秒となっている。