*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。

第346号は、「 ルノー5 ターボ 」!
ルノー5ターボは先進的なデザインというだけでなく、WRCの一つであるモンテカルロラリーで優勝を飾ったこともある実力カーなんですよ!(akiko koda@ロレンス編集部)

ルノー5 ターボ

78年ジュネーブにデビュー、1000台以上生産してグループ③のホモロゲーションを取るべくシルエットフォーミュラータイプのミッドシップに改造された。サンクターボのリアシートは、まるで大きな箱を積んだようだが、即ちその中にパワーユニットがつめ込まれている。超バケットタイプシートが2席、セーフティバット付きのダッシュは意外に実用的に仕上げられている。

アルピーヌ用の直4OHV1397ccボッシュKジェトロニックは、ギャレット・エアーリサーチT3ターボチャージャーにインタークーラーを加え、160PSにチューンアップされている。トルクは21.4kgm/3.250rpmも得ている。ギアボックスは5速。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーンとコイルのレーシングタイプに設計された。タイヤはミシュランTRX。970kgのウエイト(ルーフ、ドア、フェンダー等がFRP製)では、最高回転6000rpmと、5速200km/hの最高速度を示す。