第138回に引き続いて、第139回も富士重工業の自動車ブランドである「スバル」から 「レオーネシリーズ」 をご紹介します!エキサイティングな走りを実現、個性派なレオーネ4車種をご覧下さい。
レオーネHT1600GLF(1980年)
GLFはHTシリーズの底辺モデル。といってもHTには3グレードしか設定されていない。唯一のHT1600でもある。エンジンは4気筒、OHV、1595cc、87PSのEA71型。スバルではおなじみのアルミ合金製水平対向エンジンで、伝統のスバルFF方式、フロント・ストラット、リア・セミトレーリングアームの4輪独立懸架も受け継いでいる。ブレーキはフロントがブースターつきディスク、リアはドラム、4速のみ。
レオーネHT1800GTS(1980年)
ワイドとレッドによる低く安定したフォルムの2ドアHTで、リアクォーターのオペラウインドーが目をひく。GTSはその最高グレードでスポーティ性の強いモデル。水平対向4気筒、OHV、1781cc、100PSのEA81型エンジンを搭載して、4輪ディスク・ブレーキリア・スタビライザー、175/70HR13スチールラジアル装着。925㎏の軽量ボディにエアロダイナミックスなスタイルとの足まわりで走行性能も一段と向上した。
レオーネスイングバック1300LF(1980年)
スラントノーズや角型ヘッドのボディ前半はセダン、HTとまったく同じデザインだが、後半分を2ボックス・スタイルとしたハッチバック・モデルがスイングバック、4気筒、OHV、1298cc、72PSのEA65型1300もスイングバック・シリーズにだけ設定されたエコノミー・モデルで、このLFのほか最廉価モデルのEもある。10モード燃費で16㎞/ℓ、60㎞/h定地走行では22㎞/ℓという低燃費も売りもののひとつ。
レオーネスイングバック18004WD(1980年)
悪路や坂道走行に威力を発揮する富士重の4輪駆動セダンは、海外でも高い評価を得ているが、EA81 型、100PSの1800エンジンをスイングバックのボディに搭載した4輪駆動モデルが1800・4WD。2段階のギアレンジ選択が可能となるデュアル・レンジを採用。悪路走行にそなえて最低地上高は205㎜。チンガード、アンダーガードも装備する。FWDシリーズのワイド化で他に1600、セダン、エステートバンのモデルもある。