*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第331号は、ポルシェの代表車シリーズであるポルシェ911!!
今回は、3.0リッター水平対向エンジンが搭載され、最高出力の向上を実現したスポーツ性能の高いモデルとして知られた、ポルシェ911SC、SCタルガをご紹介します!(akiko koda@ロレンス編集部)
ポルシェ911SC/SCタルガ
924や928の登場でポルシェの世代交替を思わせたが、なおRR特有の操縦性にこよなき魅力を感ずるポルシェ・ファンが世界中に根強く残っているのは確か。創業以来の356を源流とし、911で完成されたそのすばらしい走りっぷりは世代交替と単純に割り切れるものではない。トーションバーを前は縦に後は横に置いた独特のフル・インディペンデントのサスペンションが見せる絶妙の安定性もまたポルシェ真骨頂。
2272mmのホイールベースに4291mmの全長をもち自重は1160kg。この短編に強制空冷の水平対向6気筒、OHC2994cc、204PSを積んだRRでトランスミッションは5段マニュアルもしくは自動式が選択。基本は2プラス2のクーペだがタルガというガブリオレもあってオープンモデルも稀になって今では貴重な存在。最高時速は235km、0-100km/h、6.8秒の性能をもって「後世に残るであろう名車」の健在を示す。