©東本昌平先生・モーターマガジン社
彼女は都心でクリニックを経営する歯科医。
商売は繁盛で何かと忙しいが、いい男との出会いを密かに心待ちする毎日だ。そんなとき、彼女は一台のオートバイに乗る男性に胸のときめきを抱く。
オートバイが素敵だったことことは間違いない。しかし顔が見えないライダーにも大人らしからぬ淡い憧れを持ったことも事実である。
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商売は繁盛で何かと忙しいが、いい男との出会いを密かに心待ちする毎日だ。そんなとき、彼女は一台のオートバイに乗る男性に胸のときめきを抱く。
オートバイが素敵だったことことは間違いない。しかし顔が見えないライダーにも大人らしからぬ淡い憧れを持ったことも事実である。
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まずは、下のページをクリックしながらめくって、彼女の初々しい恋の顛末を追ってほしい。
ちなみにこの美人歯科医の目に留まったのは500万円近いプライスタグを提げる超高級バイクブランド BIMOTA(ビモータ)TESI 3D。見ればすぐ只者ではないとわかる、すごいバイク。彼女もネットで価格を知って仰天するのだが、男の経済状態が比較的裕福であろうと推測できた。
オートバイも魅力的だが、そのバイクにまたがる男も、ヘルメットで顔は見えないものの、中年ではあるだろうがひきしまったカラダつきをしていることはわかる。恐らくはそれなりの職業についている人物であることは想像に難くない。
あとは本当に顔だけ、ということになるだろうが笑、本作では上で見ていただいたように、存外ハンサムな(ジョージ・クルーニー似?の)紳士との出会いが待っていた。この恋が実るかどうかはわからないが(年齢的に結婚している、ということもあるだろうしね)、十分な大人であるからそこはいかようにも発展できる、というものだろう。
バイクは(そして実はオープンカーも)、乗り手がそこにいて初めて完成する一幅の絵である。
ライダーはもちろん(安全である限りは)どんな格好で乗ってもいいし、どんな体型をしていていもいい。
しかし、よいバイクに乗るならば、バイクに敬意を表して、やはりある程度そのバイクに見合う見た目を揃えてもらいたいものである、と私は思う。
そしてそうでなければ、上の物語のように、どこか近くで美しい女性が自分のことを探していてくれる、といった幸運には預かれない、というものだ。