*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第323号は、「 アウディ クワトロ 」!
ところで、なぜ“クワトロ”というかというと、クワトロはイタリア語で“4”、つまり4WDだから!
それだけではなく、いままでの4WDはオフロードのシステムでしかありませんでしたが、それを高速道路などのオンロードで安定性のために、世界ではじめて4WDをつけたのがこの「アウディ クワトロ」なのだそうですよ!(akiko koda@ロレンス編集部)
アウディ クワトロ
昨年春に発表されてヨーロッパ中に大反響を呼んだアウディの4輪駆動車。イタリア語に由来するそのネーミングもまたアウディの清新の気みちあふれた意欲を象徴するかのよう。ホイールベースは2524mmとアウディの現行系列中最短だがエアダムとスポイラーをつけバンパーをボディと同色に仕上げた2ドアタイプのボディ全長は80シリーズ、あるいはクーペより長くて4404mm。
セダンタイプの4輪駆動車は日本はもちろん世界的にも大流行の兆しを見せているが、クワトロのそれは5座を整えた豪華インテリア。43歳の若き開発部長フェルディナント・ピエヒがみずから設計しただけに性能もまたすばらしい。2144ccの直5エンジンはターボチャージャーで強化し系列中最高の200馬力を出す。5段マニュアルのギアボックスだけで前後ともサーボつきディスクブレーキ。205/60VR-15のタイヤで最高時速220km。0-100km/時7.1秒という抜群の駿足をもつ。