*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第322号は、「 アウディ80 」!アウディは、当初「フォルクスワーゲン パサート」と兄弟車の関係にありました。
アウディ80は、ベンツ、BMWに劣らないほど当時日本でも人気が高く、街中でも見かけることの多い車種だったのではないでしょうか。(akiko koda@ロレンス編集部)
アウディ80
戦前のドイツの高級車、ベンツやマイバッハと肩を並らべた名車ホルヒ。これを設計したアウグスト・ホルヒ博士が1909年に創業したメーカーがアウディだ。1932年に傘下に入れた大衆車DKWの名を継いで戦後のアウディは再スタートを切った。ヴァンケル・エンジンで有名なNSUを吸収して現在はフォルクスワーゲンと兄弟会社にある。80シリーズは現行アウディの普及版でベースになっているのは直4、OHC、1272cc、55PSエンジンを積んだモデル。2541mmのホイールベース、4383mmの全長など寸法を共通して1588ccのエンジンをのせた上級モデルもある。
これは75PS、85PS(日本仕様は82PS)とあってEがつくのは燃料噴射装置をつけた110PS型。いわゆるトップモデルで最高時速は181km、0-100km/hは9.2秒とすぐれた加速力をもつ。Dがつくのは1588cc54PSのディーゼル・バージョンで最高時速140km、0-100km/h20秒となっている。