©西風先生・モーターマガジン社
あの車を抜いたらバチがあたるぜ。走り屋にそうつぶやかせてしまうほどの車・・。
それがトヨタ2000GTだ。

俺たちゃデッド・ゾーン・クラブ。走り屋仲間ではちょいと知られた存在さ。
愛車はいじりまくったスープラ。いや、トヨタ3000GTと呼んでくれよ。

その日も、強敵を退けて、気分良く街に戻る途中だったんだ。
後ろから猛然と近づいてくる見慣れない車のヘッドライトに相棒はちょっと不機嫌な顔をしたけど、俺はまあとりあえずいったん抜かせてやるさと、余裕で道を譲ったものさ。ところが・・・・

俺たちのスープラを抜いていくその車。まさかのトヨタ2000GT。
俺は我を忘れて絶叫したよ。だってトヨタ乗りにとっちゃ、憧れを通り越して夢の車だぜ。
相棒は抜き返せと俺を煽ったけれど、俺はただひたすら2000GTの美しいヒップに見とれてしまったんだ。

日本初の本格的GTカーとして、ヤマハ発動機が開発・生産、トヨタ自動車が販売した。エンジンにはヤマハ製DOHCヘッドを搭載した3M型を採用、ソレックス型ツインキャブレータとの組み合わせにより150ps/6000rpmを発生する。

君もトヨタ2000GTにみとれたこと、あるだろ?

ロレンス編集部のhiro氏は、芝公園近くで2000GTに出くわして、そのままゼッツーで追いかけて高速乗って新宿まで行っちゃったらしいよ笑。でもあなたも同じこと、しちゃうでしょ?