ここで紹介する藤野さんもそのマニアと言われる存在のひとりだ。
Z系を中心とした旧車レプリカパーツで支持されているドレミコレクション東京営業所所長である。
ファン?マニア?カワサキ中毒(笑)
藤野氏はこう言う。
「Z1が好きっていうか俺の場合はもうマニアですよね。突き詰めてフレーム番号とエンジン番号が一致しているZ1を所有してます。で、パーツの部分でも突き詰めちゃっててね。例えば、初期、中期、後期ってあって、その中でも中期の中期の・・っていうのがあるわけですよ。
で、そういうことを理解していくことも好きなの。純粋に純正が好きなんだよね。
ただ、純正が好きだから使えなくなるんですよ。好きすぎて乗れなくなる。純正だと乗れないから、レプリカのドレミ製パーツを使ったり、レストアしたZに乗るんです。
もしかしたら、ちょっといき過ぎちゃってるかもしれませんね。
『純正のデッドストックのパーツ出てきた!』ってなっても絶対使えない(笑)。『お〜!』ってなるじゃん?お〜!ってなったまんま新聞紙にくるんでしまっちゃう(笑)。
だけど、レプリカとか中古だったら、心置きなく自分の使いたいように装着して、走って、傷だらけになってってのが出来る。
中古だったらそうなってもとっておくけど、レプリカだったら交換でいいでしょ?リペアパーツを使ってレストアしたら、それは厳密にはもう純正ではなくなるじゃないですか。だから、レプリカはレプリカとして楽しまなきゃ。」
カスタムすることでゼファーはもっと楽しめる
そんなレプリカを楽しむいう観点で作られているのがドレミコレクションのパーツであり、ここで紹介する藤野さんが乗るゼファー750のFXスタイルだ。
藤野氏はこう続ける。
「カスタムは楽しんで欲しいけど、自分が作ったこの形をユーザーの人に押し付けるつもりは全くないですし、むしろ、この形に興味を持ってもらえなくてもいいんです。レプリカだったら心置きなく自分の使いたいようにパーツを使い倒せるからね。
このゼファーはあくまでも見本。あえて、やり過ぎてるくらいの見本ですね。
でも、お客さんがこれを見て自分のバイクのイメージを沸かしてくれればいいんですよね。ついてるパーツを押し付ける気もないし。もし、欲しくなったらどうぞって思うし、使ってるパーツが壊れたらどうぞって思います。
自分のバイクのことなんだから自分のペースで楽しんで貰えればいいんですよ。ゼファーならそれが出来るしね。」
本格的なFXスタイルをお手軽に
まるでFXそのもののようなスタイルにカスタムされたゼファー750は、ドレミコレクションのオリジナル「FX-1タイプ」スチールタンクセットを装着。2016年鉄タンクバージョンとして登場したアイテムだ。
スポーツモデルのような形状のヨシムラマフラーもこの車両のために専用で製作されたもので、全身手の入ったこの車両で藤野氏は「テイスト・オブ・ツクバ」に参戦している。
さて、あなたは共感できただろうか?
ご興味のある方は、一度ぜひ足を運んでみては。