*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。

第304号は、「 モーリス イタル 」!1980年に製造販売が終了されたモーリス マリーナを引き継ぎ、マイナーチェンジしたモデルです。(akiko koda@ロレンス編集部)

モーリス イタル

ここ20年ほどの間、BLでは横置き直列エンジンのFFというレイアウトを各系列にわたって展開して来た。ところがその始祖ともいうべきナッフィール系の中核、モーリスの中型車マリーナがコンペンショナルなFRで1971年4月に新しく登場したとき、世間は突然変異として驚きをかくさなかった。

ともあれこの中型車、もう10年も続いただけに生産合理化の洗礼を受けることになったらしく3モデルあったうちのクーペは生産中止。4ドア・サルーンと5ドア・エステートだけが残る。それとともに角型ランプに直すなどスタイリングの近代化に手を貸したイタル・デザインの名をそのままシリーズ名にしたもので2438mmのホイールベース、4343mmの全長などベースは旧マリーナをほぼそのまま。エンジンは直4、OHVで1275cc、63PS、1695cc、78PSの2種類で最高時速、0-100/hの加速力はそれぞれ144km、17.5秒、156km、14.5秒。