この連載は東本昌平氏の描き上げたイラストと共に日本の名車を紹介します。艶やかな美女たちと名車たちの響演をご堪能ください。
©東本昌平・モーターマガジン社

KAWASAKI「Z1000Mk.Ⅱ」(1979)

直線基調の角張ったラインの力強さ。79年から80年の限定、憧れの短命モデル。

ホンダ CB900FやスズキGS1000といった強力なライバルの台頭に合わせて、直線基調の新しいデザインを採用した Z1000Mk.IIにフルチェンジ。エンジンもクランクシャフトの強度アップやフルトランジスタ点火の採用、キャブの大径化でパワーアップと信頼性の向上を果たした。レースレギュレーションの関係から、後身のZ1000Jに主力を移さざるを得ず、結果的にMk.IIは短命モデルとなったが、そのデザインは後のZシリーズに大きな影響を与えた。(©モーターマガジン社 / 東本昌平 RIDE 99)

なぜ短命モデルになったのか…?

Z1000 が1978年のモデルチェンジに際して直線を基調としたスタイルに一新されたのが、Z1000MKⅡ です。他社との性能向上競争に対抗するためには当時のフレームやエンジンのままでは太刀打ちできないと判断し、1980年のモデルチェンジはフレームの新製、エンジンの改良が行われました。これによりZ系からJ系に移行します。このモデルチェンジは1リッタークラスのカワサキZシリーズ史の中でも1つターニングポイントとなりました。

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私はバイクについてよく知りません。知らないけれど、バイクに魅了されました。特に東本昌平さんの描く女性とバイクがセクシーで魅了されたのです。これを機にRIDEを紹介する連載をしています。分からないことだらけで知識は付け焼き刃ですが、どうか温かい目で見守ってくださればと思います。追伸:時々バイクの声が聞こえてくるため、バイクの声を代弁していることがあります。