ここ1ヶ月ほど、私(カメラ&写真雑誌の編集をしております)はニコンD500の臨時増刊(ムック)の編集作業に携わっておりまして、ず~っとD500を触ってきました。カメラ好きの読者の方に断言しましょう! はっきり言ってD500は「買い!」です。

ハイエンド機D5と同じAFユニットを搭載して、連写も10コマ/秒!

臨時増刊で実写インプレッションをお願いしたモータースポーツや鉄道のプロ写真家にD500で撮った写真、そして原稿を寄せて頂きました。彼らは口を揃えて、D500は高速で走り抜けるレーシングマシンや新幹線をバッチリと捉える「AF(オートフォーカス)の捕捉性能はスゴイ!」と言っております。それもそのはずD500のAF性能はニコンのハイエンド機D5とまったく同じユニットを使っており、AF測距点は153点を誇ります。

そして連写性能もスポーツ、鉄道、飛行機など高速で移動する被写体を捉えるのに充分すぎるほどの10コマ/秒。しかも、大容量バッファを搭載しているので連続して200コマを息切れすることなく撮影することができます。

キットレンズのAF-S NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRを装着した状態のD500

ファインダーを覗いて、これだけ測距点(ピントが合うポイント)が広いカメラは現状ではD500が一番です。

ニコンは今年のリオ五輪を見据えて、D5というフラッグシップ機を登場させました。このカメラはデジタル一眼レフとして多くのプロ写真家の要望に応える優れたカメラです。しかし価格はボディ単体で70万円前後しますし、大きくて重量もあります。購入して日常このカメラを使うにはそれなりの覚悟が必要です。

D5はいうなれば、プロが限られた状況で使うスペシャルツール(車に例えればレーシングマシンのF1、兵器で言うなら戦車のようなもの)です。F1や戦車でコンビニに行く人はそうは居ないでしょう。しかし、D500ならD5の約1/3の価格(ボディ単体で22万円前後)でD5とほぼ同等の撮影が可能になります。D5がF1なら、D500は日常でも気軽に使える高性能GTカーと例えれば分かりやすいでしょうか。

しかも、DXフォーマットいうAPS-C型の撮像素子サイズを持つので、35mm判フルサイズの約1.5倍の画角で撮影することが出来ますから、望遠レンズを多用する人にはもってこいのカメラなんです。さらにDXフォーマットの特徴である、AFエリアをファインダーを覗いた画面上で広くとれることも魅力です(上の写真を見てください!)。さらに高速データ転送が可能なXQDカードとSDカードのダブルスロットを持ち、絶対に失敗が許されないプロの現場(同時記録)にも応える仕様になっています。
 

D500はチルト式(上下方向に可動する)3.2型液晶モニターを採用。液晶画面に被写体を映し出すライブビュー撮影時に、ハイアングルやローアングルも苦にならない。しかも操作系もハイエンド機のD5と共通。

さらに、D500は最新の画像処理エンジン「EXPEED 5」や180KピクセルRGBセンサーを搭載し、暗い場所での合焦精度や高ISO感度性能にも磨きがかかっています。デジタルカメラの評価軸となる撮像センサーの有効画素数は2088万画素としてハンドリングにも優れたチョイスをしています。

それに加えて「4K UHD動画撮影機能」も搭載するなど「多機能、高性能てんこ盛り」のデジタル一眼レフなんです。大手カメラ量販店などで見かけた際にはぜひ、一度手に取ってみてください。そのニコンらしい堅牢な造りと、官能的なシャッター音(ちなみにシャッター耐用回数は20万回をクリア)に魅了されるはずですよ。

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