SBK=世界スーパーバイク選手権第7戦U.K.(ドニントンパーク)は、金曜日のFP2でランキング2位のチャズ・デイビス(ドゥカティ)のマシンが炎上!するなど、驚きの事件がありました。

サイクスが好調をキープ!

金曜日のFP総合は、トム・サイクスとジョナサン・レイのカワサキファクトリーコンビが1-2。3位と5位にドゥカティのダビデ・ジュリアーノとデイビス。そして4位にアレックス・ローズ(ヤマハ)という上位勢の顔ぶれでした。なお負傷のシルバン・ギュントーリの代役として参戦したアメリカンライダー、キャメロン・バービアー(ヤマハ)は9位でした。

土曜日のスーパーポール方式の予選は、スーパーポールを得意とするサイクスが首位をゲット! 2番手にデイビス、3番手にはロレンソ・サバドーリ(アプリリア)がつき、キャリア初のフロントローをゲットすることになりました。続いて4位にレイ、5位にジュリアーノという順位です。

土曜日のレース1、スタートが良かったのはデイビス。サイクスとレイのカワサキコンビは、序盤はデイビスとジュリアーノの1-2体制を追う展開になりました。しかし、なんとデイビスが転倒! コースに復帰するものの、15週目には再び転倒でリタイアすることに・・・。金曜の炎上から、デイビスは散々な目にばかりあってますね・・・。

転倒したデイビス(ドゥカティ)。17番はBMWのマーカス・レイテルバーガーです。

photos.worldsbk.com

王者レイはオーバーランを喫し、首位争いから後退。ジュリアーノとサイクスの一騎打ちは終盤に地力で勝るサイクスが勝利し、今季3度目の優勝を飾りました。以下、3位にレイ、4位にレオン・キャリア(MVアグスタ)、5位ニッキー・ヘイデン(ホンダ)、6位サバドーリ・・・という結果でした。

レース1の表彰台、右からジュリアーノ、サイクス、レイです。

photos.worldsbk.com

サイクスの完全勝利をライバルたちは防げるか? 

金曜日FP総合、スーパーポール、そしてレース1と、サイクスは常に首位をキープしたことになりますが、果たして日曜日のレース2も勝利することができるのか・・・に注目が集まります。

スーパーポールで圧倒的強さを誇るサイクスですが、決勝では同僚のレイに負ける展開が多いサイクス。母国U.K.ラウンドは、日曜日も勝ち切って完全勝利できるでしょうか?

photos.worldsbk.com

日曜日のレース2を、楽しみに待ちましょう!