巨人。

ここでは日本の野球のチームの事ではなく、
実際にいたのか不明な巨大な人間の意味のお話です。


アニメ好きの人間からしてみれば、巨人といえば有名な漫画でアニメや映画にもなっている、
「進撃の巨人」や「ONE PIECE」に、
巨大な人間キャラクターが出てくるので、
巨人といえばどんな感じかなんとなく想像できるでしょう。

昔、初めて名前が付けられたと思われる恐竜の化石も、巨人の骨だと思われていた事がありました。

福井県立恐竜博物館で撮影。

この図を見てください。
メガロサウルスのものだと思われる獣脚類の大腿骨の遠位端を、
ロバート・プロット(Robert Plot)博士が1677年に発見し、描いたものです。

その時代は恐竜という名前さえなく、これまでにも恐竜化石が見付かっていなかった時代なので、
これはなんだ状態だったわけです。

当時はローマ治世の象の骨だと考えられていたのですが、、、

それからです。
その骨がかなり大きかったわけなのですが、
巨人のどこかの一部だと考えられていました。

クイズです!

さて、それはどこだと思いますか?!

このダブルのもっこり感、
ぷらんぷらんしていて、そよ風になびいていきそうなかわいい形、
自分にも付いてればいいのにと思う女性も多いはず!
(生田晴香もほしい!)

恐竜博士にもついているのでしょうか。考えるのはやめておきましょう。はい、

正解は、、、

正解は、巨人の陰嚢(いんのう)です。
つまり男性に付いている、タマです。
(正解者に拍手)

1763年。
オックスフォード大学の化学教室の初代教授のリチャード・ブルックス(Richard Brooke)さんが、
「scrotum humanumh」つまり
「巨人(ヒト)の陰嚢」という意味の名前を付けました。

どうしても陰嚢にしか見えなかったし、そうであってほしかったんでしょうね。
標本を図版にして出版しました。
(これはおふざけで付けられた名前だとは書かれてはありました。ブルックスさん的ギャグです。)

結局陰嚢

それから1768年。
フランスの哲学者、ジャン=バプティスト・ロビネさんは、
正真正銘の巨人の陰嚢だと考えたわけです。

結局は最初に書いた通り、
メガロサウルスのものだと思われる獣脚類の大腿骨の遠位端だったわけですが、
確かに形から巨人の陰嚢だと思うのも無理はないのかな、と。

もし巨人のだとしたら、
上部の切り口の所、スッパリ切られていて拷問にでもあったのかな、
と考える事もでき、そもそも化石になるのは大変難しいと思いつつ想像していくと面白いですね!

福井県立恐竜博物館で撮影。

メガロサウルスがどんな恐竜かもっと知りたい方は是非調べてみてくださいね!

チャリティーフットサル活動をしたオミアシチュラメンバー!(右、生田晴香)