その相手とは実は、第44回東京モーターショーでも格別に注目が集まっていた、YAMAHAが開発を進めている MOTOBOT なのでした。
ついにロッシと対面を果たした「彼」。バイク好きであるなら、このロボットの存在を知らないという人はおそらくいないでしょう!
一応MOTOBOTを説明すると…
MOTOBOTの特長は、完全自動運転化におけるアプローチとして、近年取り組まれている自動車の自動運転化の方法とは異なり、乗り物本体は改造せず、ヒト型ロボットが通常の車両を運転するところにあります。MOTOBOTは、スピード・エンジン回転数・姿勢などの情報を元に、搭載した6つのアクチュエータ(※)を制御し、自律的な車両の運転操作を行ないます。今後は自車位置を認識する技術(高精度GPSや各種センサなど)や機械学習により、サーキットコースの最適ラインやマシン性能の限界をMOTOBOT自らが判断し、走行を重ねることでラップタイムを向上させていきます。これらにより、車両を操作・運転する人側の情報の可視化、およびそれに対する車両の挙動の関係性を解明し、より感動を与えられる車両開発に生かします。また、MOTOBOTは制御プログラムや操作部の形状を乗り物に応じて変更することで、マリンジェットやスノーモービルなどの他のビークルへの展開も期待できます。
ロレンスでもMOTOBOTについてご紹介しています!
昨年 MOTOBOT Ver. 1 / To “The Doctor 親愛なるロッシへ の動画が公開されましたが、ついに続編も公開されました!!
ついにヒト型自律ライディングロボット「MOTOBOT」がロッシと初対面
MOTOBOTは、モーターサイクル本体には手を加えず、人側から見た車両操作にフォーカスしたヒト型自律ライディングロボットです。
その彼が上述のように、ようやくロッシと相見える時がやってきました。ロッシと同じくらい速く走れる!そう豪語する「彼」に対して、
「ロボットがR1に乗るなんてまだ信じていない」ロッシは、そう呟きます。
ところが、そんな中、遠くから走ってきたのが…
「 MOTOBOT 」!!
ブレーキ、シフトチェンジ、アクセルワークまですべて操縦することができ、現在はサーキットで走れるレベルまで達してきました!!
そして、このMOTOBOTはロッシに挑戦するために開発されたということを本人に告げ、「もしチャレンジさせてくれるなら是非サインをしてほしい。」と頼むと…
ロッシ「 もちろん!それは楽しみだね! 」と笑顔で返答!!
MOTOBOTのヘルメットにはしっかりロッシのサインが刻まれました!二人の仲は深まったのです!
さらに今後の開発のためにロッシは「僕のデータをとるかい?」と言い、ラストには素晴らしいライディングを見せてくれます!
MOTOBOTは、これから深いバンク角で走行できるよう格納式アウトリガーを開発中だそうです。
また、2017年には最高速度200km/時で走るのが目標!どんどん成長していくMOTBOT。今後の展開にわくわくしますね!
MOTOBOT Meets The Doctor (Valentino Rossi)の動画はこちら!
MOTOBOT Ver. 1 / To “The Doctor”, 親愛なるロッシへの動画はこちら