『RIDE 63』の50ccを題材とした連載「零半狂詩曲」に、こんな記述を発見しました。
熾烈化した50ccロードスポーツの中に唯一、空冷エンジンで対抗し続けたカワサキAR50。その存在感は先駆者であるにもかかわらずファミコンに苦戦を強いられた、あの名機(セガ)のようだ。
2016年現在では、小学生の歴史の教科書に載っているらしい(!)、80年代の大革命であるファミリーコンピューター。
機械の調子が悪いと、カセットを一旦抜いてフーッフーッと息を吹きかけるお決まりの行為。この記事を読んでいる方の99%は経験したことがあるでしょう。
ファミコンがテレビゲームの革命を起こした80年代は、オートバイの50ccクラスもまたアツかったといいます。ヤマハがRZ50をリリースすると、ホンダがMBX50、スズキがRG50ガンマで対抗。
一方カワサキはというと、他メーカーよりも早い81年にAR50を投入していました。
早く出したもののライバルにおされ、他メーカーがモデルチェンジをしても、空冷2サイクルで対抗し続ける。そんな男らしい、王道に立ち向かう姿勢に惹かれたファンからの根強い人気を保ち続けたカワサキは、ファミコンに対抗したセガに似ている気がする、ということのようです。
詳しくはRIDE誌をお読みいただくとして、今回はファミコン登場期に存在したメジャー機をご紹介します。さあ、あなたはどれに食いつくでしょうか。
EPOCH CASSETTE VISION(1981年)
SUPER CASSETTE VISION(1984年)
SEGA MARKⅢ(1985年)
SEGA MEGADRIVE(1988年)
まだまだテレビゲームの存在が広まる以前、一部のおぼっちゃんがこっそり楽しんでいたらしい、エポック社のカセットビジョン。ライバル機に先駆けて、ルパン三世やドラえもん、ドラゴンボールなどど人気キャラクターを起用したのですね。
そして、ファミコンに対抗して発売されたセガ・マークⅢは、それまでのSG-1010/Ⅱなどのハードに互換性をもたせつつ、グラフィックを大幅に強化し、幅広い層からの支持を受けました。
その後、「メガドライバー」なる熱狂的なファンを数多く生んだメガドライブは、CD-ROM媒体の「メガCD」が91年にオプションとして登場したのも画期的でした。
ずばり!あなたはどれが好き?
任天堂といえば、マリオ、ドラクエ、ファイナルファンタジー。セガであれば、ぷよぷよ、ポピュラス、バーチャファイター。エポックでいえば、きこりの与作、パクパクモンスター、モンスターマンション。などなど。
思い出してきましたか?それでは、すばり!今ひとつのメーカーのゲーム機しか買えないとしたら、どこを支持しますか?