【名作一気！】読めばあなたも”あの頃”に戻れるはず！
クルマと女の子に夢中だったあの頃に。『シャコタンブギ』（全32巻）

女の子大好き！な、ずっこけコンビの青春コメディ

ハジメとコージは高校二年生。コージがハジメをセンパイと呼んでいるのは、ハジメが一年ダブっているからです（彼は18歳）。二人はハジメの愛車ソアラ（めっちゃ低く車高を落としている＝シャコタン）で、夜な夜なナンパに勤しみますが、ハジメはまぁ見た目は平凡で、いい加減。コージはイケメンなのですが、自分ではよくわかっていない天然ボーイ。だからあまり成功しませんw

二人は天性の浮気性なものの、実は女の子にはめちゃくちゃ優しくて、誠実なのですが、彼らの良さをちゃんと受け止めてくれる女子にはなかなか巡り合わず、恋にならない恋や、彼らの優しさゆえに二人も女の子たちも深く傷つく、涙無くして読めないエピソードもたくさん出てきます。（大半はズッコケで、笑えるエピソードや、ほっこりする話ばかりですが）

楠先生ならではの、イカしたクルマ・バイク仲間もたくさん登場

本作の見どころは、実はハジメとコージを取り巻く仲間たちが、主人公二人を食ってしまうだけの魅力を持っている、ということでしょう。

上述のコマに出てくるコマちゃんこと駒崎慎一は、太っちょで怠け者でヘンタイ的ナンパ男（ひどい言いようですがw）なのですが、実は喧嘩も強く ワイルドなバイク乗りとしてのエピソードをたくさん持っています。第三の主人公と言って差し支えないキープレイヤーなのです。（コマちゃんについてはもっと紹介したいのですが、また別の機会にしますね）

また、自動車修理工場を営むジュンちゃんは、街で一番の走り屋で、喧嘩も強く、最も頼り甲斐のある男。愛車のハコスカをこよなく愛して、ハジメたちの良き先輩として存在感を発揮します。

また、ハジメやコージとは一見仲が悪く、喧嘩相手として登場するアキラは、高校を中退してトラックの運転手をしている、パンチパーマと三角眉毛xツリ目の見るからにヤンキー。愛車S30Zにヤンキーメイトとバッチリペイントして、気合入れて走っています。
アキラは友達や後輩思いで、彼らを傷つけるような相手には、とことん立ち向かう、熱い男で、友達にしたいキャラ No.1なんです。

その他、タクシー運転手の落としのトシ坊、アッシーから抜け出せないミチアキなど、面白いキャラがたくさんでてくるので、ほんと飽きません。

今回一気読みしたトーマスですが、もしこの記事の反響があれば、そうしたユニークなキャラをあるある風に紹介していきたいと思ってます。