英国の老舗メディアMCNの報道によると、今MotoGPのパドックではダニ・ペドロサが11年を過ごしたレプソル・ホンダを離脱し、ホルヘ・ロレンソの代わりにモビスター・ヤマハに加入するというウワサがささやかれている・・・そうです。
ビニャーレスはスズキに残留・・・?
ロレンソの後釜にはスズキのマーベリック・ビニャーレスがおさまる・・・というのが、もっぱらのパドック雀の声でしたが、ヤマハの提示するサラリーが低いのがネックになっていると、MCNは報じています。そして、ペドロサが抜けた席には、LCRホンダのカル・クラッチローが入る・・・とも・・・。
英国メディアがこのウワサ話を報じた意味は・・・?
ヤマハと来季以降もすでに契約済みのバレンティーノ・ロッシとの遺恨も特になし・・・その点でペドロサはロッシのチームメイトになる障害はなく、MotoGPクラス通算28勝、100度の表彰台獲得と、その速さとキャリアに文句はありません。
一方、LCRホンダのクラッチローはRC213Vを今も走らせているので、ファクトリーに移籍してもマシンへの慣れは比較的少なく済むし、マルク・マルケスのサポート役としても十分・・・というのがMCNの見立てです。
ただ、ちょっと気になるのは、MCNが英国のメディアであること・・・です。自国のライダーであるクラッチローに、ファクトリーに入って欲しいという願望が込められた記事・・・という見方も完全に排除することはできないと思います。
ともあれ、昨年度王者であるロレンソの2016年限りのヤマハ離脱→来季のドゥカティ加入というニュースからスタートした来季の各チームのシート争奪戦の話題から、MotoGPファンはしばらく目が離せないですね・・・。