『RIDE99』で大々的に特集された東本昌平先生のイラストレーションの数々を収録した「鉄魂」。
今回は、カワサキ車を扱った作品の一部を選りすぐってご紹介!

KAWASAKI 1972 900SUPER4[Z1]

大排気量車を得意とするメーカーとしての地位をホンダに奪われてしまったカワサキが、「打倒
CB」を目標に開発したのが900スーパー4、通称Z1だ。
「スリム、スリーク、セクシー」をコンセプトにデザインされた流麗なスタイリングや、ゼロヨン加速12秒フラット、最高速度200km/h オーバーという圧倒的な動力性能、そのパワーを不安なく楽しめる高水準なシャシー設計で、CB が掘り起こしたビッグマシンファンから熱狂的な歓迎を受けた。

2007年9月号©東本先生/モーターマガジン社

KAWASAKI 1981 Z1000J

Z1000Mk.Ⅱの後継モデルとして1980年に登場。スタイリングやメカニズムはZ1000Mk.Ⅱから受け継がれたが、車体は高速走行時などの安定性を高めるためにフレームを一新。
Z1系の空冷直4エンジンも大幅にリファインされ、扱いやすさを重視してCVキャブレターなどを採用。車体・エンジンともに大幅に完成度が高まっている。世界各地のレースでも活躍、E・ローソンがAMA スーパーバイクでチャンピオンになった記念モデル・Z1000R のベースにもなった。

2011年7月号©東本先生/モーターマガジン社

KAWASAKI 1990 ZZR1100

1990年にデビューしたZZR1100の初代モデル。当時主流の750㏄スーパースポーツを大きく上回る、最高出力147PSを発揮する強力な1052㏄水冷直4エンジンをフルカウルボディに搭載。
本来はスポーツツアラーとして開発されたが、同時代の市販車として唯一、時速300kmに限りなく近づくことを可能にしたエンジンや車体のハイポテンシャルが注目されて一躍人気を集め、以後現在まで続くメガスポーツというジャンルの先駆けとなった。

2010年10月©東本先生/モーターマガジン社

KAWASAKI 1989 ZEPHYR

鋼管製フレームに2バルブ空冷4気筒、正立フォークにリア2本ショックと、極めてオーソドックスな構成を持ち、最高出力も46PSでレーサープリカブーム末期にデビュー。
メカニズム的、性能的には後退したが、パワー競争の中でいつしか公道では扱い切れないほどに先鋭化してしまったレーサーレプリカ群をよそに、シンプルなスタイルと扱いやすい特性が人気を呼び、「ネイキッド」なるカテゴリーを生み出すほどの大ヒットとなった。

2007年6月号©東本先生/モーターマガジン社

続きは本誌でお楽しみください♪

ほんの一部でしたが、いかがでしたか?美しく、力強く、繊細な・・東本先生のイラストの不思議な魅力に取り憑かれてしまいますね。力作が惜しみなく収録された『RIDE99』、永久保存版です!

ちなみに・・・

『ZZR』人によって呼び方違いますよね!?あなたはなんて呼んでいますか?