ラインナップが少ない・・・なんて思っていたら大間違い。気付いたらミドルクラスの存在はこんなに大きくなりました。というわけで、ナイスミドルたちを一挙ご紹介!
MIDDLE ONROAD SPORT CATALOG
熱血スポーツ派
軽く剛性の高い車体。高性能な足まわり。100馬力を楽々とオーバーしているパワー・・・ワインディングやサーキットで、汗をかきながら口元がニヤリとする乗り物。勝負する相手は自分自身かもしれない。
YAMAHA YZF-R6|鋭く切れるヤマハのカッティングエッジ。電子制御スロットルのYCC-T、可変吸気管長機構のYCC-IはYZF-R1譲り。リアフレームは量産二輪車初となる一体鋳造型マグネシウム合金製。新技術がざっくざく!
TRIUMPH DAYTONA675|2気筒のパンチ力を残しながら、4気筒のパワー管もある、そんな並列3気筒エンジンが楽しいミドルスーパースポーツ。個性のある速さが身上。国産スーパースポーツのあり方に一石を投じる存在。石が当たってしまっても逃げ足は抜群だ。
鼓動を味わいたい
4気筒マルチがシューントあっけなく吹け上がるのとは違い、「バルルル」という音とともに感じるパルスとトルクの出力がドラマチックな2気筒。
マルチより細身なところがセクシー。乗ればわかるその違い。
ルックス重視も悪くない
バイクに興味がない人でも振り返る。遠くから見てもそれとわかる、どれとも似ていない姿。それは重要なファクターだ。
走りだけでなく、見た目も楽しめる。ルー・リードの「ワイルド・サイドを歩け」を口ずさみたくなるバイク。
KAWASAKI VERSYS/ABS|縦に配置された2灯ヘッドライトはストリートファイターのようであり、フロントカウルからタンク部分へとつながるスタイルはヂュアルパーパスのようでもあり、17インチホイールを履いた足まわりを見るとロードスポーツ・・・いやスーパーモタード。デザインはまるで枠にはまらないという特異さで、一度見ると忘れられない。パラツインエンジンはER-6n/fと基本的に同じもの。
誰でもいつでもどこへでも
ツーリングに行きたい。峠道も楽しみたい。毎日の通勤にも使ってみたい。そんな欲張りさん向け。
その分パーソナリティーは強烈ではないけれど、バイクらしいバイク。
HONDA CB600F HORNET/ABS|デザインも生産もホンダイタリアインダストリアーレ・エス・ピー・エーというちゃきちゃき(?)のイタリアっ子なホーネスト。エンジンは07年型のCBR600RRがベース。ハイレベルな走りのコンパクトネイキッド。
YAMAHA XJ6N/DIVERSION/DIVERSION F|懐かしいディバージョンという名前が帰ってきた。FZ6のエンジンを流用しているけれど、専用設計された部分も多い。よりスカイやすくするためにFZ6より低中速重視のセッティング。ディバージョンのネイキッドモデルがXJ6Nだ。
ヨンヒャク以上ナナハン未満
当たり前ですが、大型自動二輪免許を持っていれば、原付から超大排気量車まで、すべてのバイクに乗ることができます。そんな中、中間排気量であるミドルクラスは、ともすれば半端な存在に思われてしまうことも。
けれど、ミドルだけが持っている魅力があります。それは何かと言えば・・・
『RIDE35』ではミドルクラス大特集を掲載。 HONDA CBR600RR や KAWASAKI W650 など、"わかってる"車両が登場します。
あなたもその魅力にハマったら、戻ってこれないかもしれません。