そろそろまた日本人ライダーが世界を舞台に活躍しても良い頃なのでは?
「20年前には世界のトップカテゴリーに日本人が何人もいて活躍していた。あの時代を知る者としていまの現状は悲しい。表彰台に日本国旗がまた見れるように国内のレースの盛り上げていきたい。それが私なりの2輪業界への恩返しでもある」
と、述べたのは世界GPに20年以上身を置き、時代の移り変わり、日本人ライダーの繁栄と衰退のすべてを見てきたメーカーの担当者の方。
確かにここ数年、日本人ライダーの名前がMotoGPやSBKで聞けることはめっきりと減ってしまいました
しかし、まだまだこれからも多くの日の丸ライダーが世界への挑戦を続けます。MotoGPでの表彰台も夢では無いはずです。
現役トップライダー
2016年4月現在、現役で世界選手権に挑戦しているのはMoto2に中上 貴晶選手(24)、Moto3に鈴木 竜生選手(19)と尾野 弘樹選手(24)、SBK SuperSportsに大久保 光選手(23)の4人。
今はこの4人が日の丸ライダーとしてトップカテゴリーで戦っています。
めざせMotoGP - CEVレプソル国際選手権
MotoGPに最も近いとされるFIM・CEVレプソル国際選手権には日本人ライダーがMoto2に2人、Moto3に3人が参戦しています。
注目の選手は?
やはり1番はトップを行く中上 選手。一昨年から良いところを走っているのですが、惜しいところでまだ結果が出せていません。
Moto2にも慣れてもきているので今年は良い結果が出るのに期待。
次は鳥羽 選手、今年のCEV開幕戦第2レースで見事優勝! 更に今週末のRed Bull MotoGP rookies Cup第3戦でポールポジション!!!
最後はポテンシャルは1番かも、佐々木 選手。GPライダーのお父さんを持ち、高校進学せずにレースに専念する入れ込みよう。確かに海外のライダー達は家族総出ですべてを投げ打って挑戦をさせるので、このぐらいの気持ちじゃないとトップランカーにはなれないのかも。
佐々木 選手は昨年11月にCEVの最終戦バレンシア大会にスポット参戦し、デビュー戦で3位表彰台。さらに アジアの若手ライダー登竜門である「シェルアドバンス・アジア・タレントカップ」で6戦12レースを戦い、3勝8回の表彰台獲得という圧倒的な強さを見せてチャンピオンに輝いています。
勢いもあり、心意気も強いので期待度大です。
ブログを読んでレーサー達の気持ちに近づこう〜
今回紹介したライダー達の多くが公式のウェブサイトを持っているので気になったライダーがいたらブログ等を読んでからレースを見てみてください。ライダー達の人となりが見えてきて、走り方にもリンクします。また調子も見えてくるのでレース毎の状況も変わってきます。
普通に見ていればテレビに映る先頭集団の映像を見ながら「ふ〜ん」なんて見ていますが。自分のライダー(と思えてきちゃう)が映ると興奮、さらには他車が「邪魔」であったり「転んでしまえ〜」なんて思えてくるほどです。お茶の間でも一緒に戦っている気分になれるのでオススメです。