SOLOMOTO.ESの報道によると、以前からウワサされていた昨年度のMotoGP王者ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が、来年からドゥカティに移籍すると報じています・・・。

真相はいずこ? 公式発表が待たれます・・・。

2008年から、ヤマハで最高峰クラス41勝、3度のタイトルを獲得したJ.ロレンソ。彼の決断の真相は? 公式なコメント発表が待たれます。

solomoto.es

また記事では、イタリアの「Gazzetta dello Sport」の報道を引用し、ロレンソは2年間の契約で2,500万ユーロ(約30億円以上!)を得ると伝えています。これがSOLOMOTO.ESとGazzetta dello Sportのいわゆる「飛ばし」なのか、それとも真実なのかは、今週末のスペインGPまでには公式発表などを通じてわかるでしょう。

最高峰クラスで、異なるメイクスで王者になったライダーはわずか5人・・・。

2010、2012、そして 2015年、ヤマハYZR-M1で王者になったロレンソが、本当にドゥカティに移籍するとしたら、それは大きな賭けとなるでしょう。ヤマハかホンダのファクトリー車じゃないと、MotoGPクラスで優勝するのが難しいのが近年の傾向ですから・・・。なおドゥカティ最後の優勝は、2010年のオーストラリアGP(ケーシー・ストーナー)になります。

しかし、もしドゥカティで王者になることに来年以降成功したら、まちがいなくロレンソは万人の認めるレジェンドライダーの仲間入りを果たすことになります。最高峰クラスで、複数メーカーの車両に乗って王者になったのは、長い歴史のなかでもジェフ・デューク(ノートン・ジレラ)、ジャコモ・アゴスチーニ(MVアグスタ・ヤマハ)、エディ・ローソン(ヤマハ・ホンダ)、ヴァレンティーノ・ロッシ(ホンダ、ヤマハ)、そしてケーシー・ストーナー(ドゥカティ・ホンダ)の5名だけです。

この事実は、異なるメーカー/チームで最高峰王者になることがいかに難しいかを物語っています。それに挑むロレンソを見たい気もしますが、生涯の勝ち星をより多く積み上げるなら、ヤマハ残留がベターかも・・・。ともあれ、動向を見守りましょう!