シルビアの後継車:IDx-Ⅱ

2013年の東京モーターショーで日産ブースの目玉となっていたコンパクトFR車の「IDx」。シルビア後継車的な位置づけの小さな後輪駆動車が、2015年の東京モ ーターショーに再び姿を現した。それがシルビアの後継車と言われるIDx-Ⅱだった。

(ホリデーオート@モーターマガジン社)

www.motormagazine.co.jp

「FR-Lはそろそろ限界。やりたいことは山のようにあるが、あのプラットフォームで出来ることは新型スカイラインでやり尽くした…」
 
ある開発関係者が、ため息まじりに漏らした。FR-Lとはもちろん、日産/インフィニティ系の後輪駆動車に採用されているプラットフォームのことである。R35 GT-Rの元開発総責任者としても知られる水野和敏氏が、かつて長年温めてきた「FMパッケージ」構想を具現化したもので、V6エンジンをフロ ントミッドシップ搭載することを前提に設計されていた。前輪軸と後輪軸に荷重をかけてタイヤのグリップをコントロールするという考え方は、当時の国産車にはない発想だった。

コンセプトとしては初代シルビア(CSP311型: 1965年~1968年)に近い

www.motormagazine.co.jp

軽量化やエンジンのダウンサイズ、燃費性能が強く求められる現代で、現状のプラットフォームでの限界点に到達した事により開発が進められた次世代プラットフォーム。そして、コンパクトFRスポーツカーこの2つを併せ持ったコンセプトカーがIDx-Ⅱだったのだ。

(ホリデーオート@モーターマガジン社)

www.motormagazine.co.jp

「あのクルマに使用されたプラットフォームは、08年に開発が凍結された次世代FR用プラットフォームだが、すでに完成していると言ってもいい。だが、現在の日産ブランド車で後輪駆動車は実質的には、フェアレディZだけ。インフィニティ車は今後メルセデス・プラットフォ ームになることは間違いない。 裏を返せば、次世代FRプラットフォームはZとIDxの専用となってしまい、採算面で非常に厳しい。だが、パーマー氏はフェアレディZのプレゼンスの大きさ(特に日米市場)を十分に認識しており、次期フェアレ ディZを誕生させるためには、このプラットフォームの存在が不可欠だと考えていたようです」

現在コンパクトFRスポーツカーとして人気を博しているTOYOTA 86や、SUBARU BRZのような位置付けて市販化される事が期待されていた日産IDx-Ⅱ。市販化を実現して欲しいコンセプトモデルの1台です。