”Sterling Countryman Deluxe”と名付けられたこの車両。1920年代の車両に見えますが、れっきとした2016年モデル。”Black Douglas Motorcycle Co.”というイタリアの企業が2011年より製造をしています。 クラシックやレトロモデルに影響を受けたカスタムを“hipster bike” と呼びますが、こちらはカスタムというよりはリプロダクション(再現生産)。量産体制が始まるようです。

当時の車両をレストアしたかのような出で立ち

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時代背景を考慮しながらも安全面は最新の部品で

安全面や排ガス規制を通過するための部分には最新の部品や素材を使っていますが、それ以外は当時あったものしか使わないこだわり。フレームは合金ではなく鉄、 ガーダー(ガーター)フォーク、革製シートにスプリング、レプリカのホーン、缶詰型のヘッドライト。メッキもクロームではなく、当時使われていたニッケルメッキを使っています。

ガーダーフォークに存在感抜群のホーン

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段差ではお尻上げないと突き上げがきつそうですが。慣れると案外楽しいスプリングシート

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安心のホンダ採用です

エンジンは近代のホンダ製単気筒4ストロークを搭載。排気量は125ccか230ccを選べます。マウントには天然ゴムを使用。1920年代にはマウントを使う技術はなかったかもしれませんが、素材自体は存在したので可能性はあったということで採用。

マウント採用には賛成です。エンジンの振動でフレームに負荷がかかるし、色々なネジも緩みやすくなります

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もちろんリジットフレームです。

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ブレーキは前後ドラム式 シューの面取りしてやればドラムも効きます

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ビンテージを安心して乗り回せる

カラーは36種類から選べ、ハンドルバーや荷台部分の選択肢もあるようです。
当時の製法や素材にこだわり作られているだけに特別な車両です。

スイッチも当時もの。ワイヤー類もできるだけ見えないように工夫しているみたいです

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価格は125ccモデルが9480ユーロ(約120万円)から、230ccモデルが10950ユーロ(約140万円)から。

モデルさんの格好もしっかり決まっています

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コンビニにこれが現れたら今いる時代を見失いそうです

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ディスプレイとしても使えてしまいそうですが、オーナーさんには色々なイベントに参加して貰いたいですね。ふと目に入るだけで幸せな気持ちになれる車両は貴重です。