土曜日のFP4で、S.レディング(ドゥカティ)のリアタイヤが千切れるというトラブルが発生したため、決勝レースは安全面に配慮してフラッグ・トゥ・フラッグ・・・つまり、途中でピットインしてマシンを乗り換える方式で行われることになりました。

コースインするMotoGPマシンたち・・・このとき、誰が波乱の結果を予想したでしょう?

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完走は13台、そしてリタイアは8台・・・。

ポールポジションのM.マルケス(ホンダ)は、序盤でリーダーになると10周目にピットインしてマシンを交代。さらにペースをあげて逃げる体勢に入ります。前戦優勝のJ.ロレンソ(ヤマハ)は、6周目に転倒リタイア。予選2位のV.ロッシ(ヤマハ)もマルケスを追いますが、ズルズル後退して最終ラップは4位でした。

そして迎えた大波乱の終盤。残り数周で3位走行のM.ビニャーレス(スズキ)が転倒。最終周では2位を走っていたドヴィツォーゾ(ドゥカティ)がチームメイトのA.イアンノーネの転倒に巻き込まれるというドラマが! ドヴィツォーゾはマシンを押して13位でゴールしましたが、ふたりにとってはなんとも勿体無い結果でした。

幸運にも助けられて、2位表彰台を獲得したV.ロッシ(ヤマハ)。ランキングも2位に浮上しました!

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1位はマルケス、2位はラッキーなロッシ、3位はD.ペドロサという表彰台の顔ぶれ。4位は自己最高位を獲得のE.ラバティ(ドゥカティ)、5位H.バルベラ(ドゥカティ)、6位P.エスパルガロ(ヤマハ)、7位S.ブラドル(アプリリア)、8位B.スミス(ヤマハ)、9位T.ラバット(ホンダ)、10位がA.バウティスタ(アプリリア)という順位でした。

スタッフと喜びを分かち合うM.マルケス(ホンダ)。混戦の結果、ランキング1位に躍り出ました。

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このリザルトが、今シーズンの最後に響くことになるのか?

前戦カタールでは、好パフォーマンスだったミシュランタイヤでしたが、一転して今回は不安定さを露呈することに・・・(F1のハナシですが、2005年アメリカGPの騒動を思い出しますね)。ランキング首位のロレンソがリタイアで4位に後退。代わってマルケス1位、2位ロッシ、3位ペドロサと、ロレンソにとっては痛恨の週末になってしまいました。

次戦は今月10日のアメリカGPです! 時差の関係で決勝をライブで見るためにはまた早起きしないといけませんが(苦笑)、ますます目が離せなくなった今年のMotoGPを楽しみましょう!