第72回は、 和製ビートル や てんとう虫 と言われたこちらのクルマ。フィアット500と似た清楚で愛くるしいルックスをもったR-2は、メカニズム・居住性・安全性など全ての点がスバル360より優れたものにアップデートされていました。スバルR-2の2車種ご紹介します❤︎(あぁこ@ロレンス編集部)
スバルR-2スタンダード(1970年)
富士重工がホンダN360やフロンテ360に対抗して開発した第2世代の軽乗用車で、69年8月に発売された。やはりリアにおかれた新設計の空冷2気筒2ストローク365c.c.のアルミエンジンは、吸排気系の改良で30HPとなった。さらにボディもグンと広いものになり、1ℓ車級の居住性をそなえている。またフロントトランクのスペースも大幅に拡大されている。マキシマムは115km/h。
スバルR-2デラックス/スーパーデラックス
リクライニングシートを初め高級化したデラックスと、さらに円形メーター、ラジオそのほか一段と充実させたスーパーデラックスは、いずれもエンジン、性能など、スタンダードと同じである。変速機は4段フロアが標準で、電磁クラッチの装着も可能。軽では初めての三角窓を廃止、大幅に改良されて乗心地が向上したサスペンションなどもニュースバルの特徴だ。