前回ご紹介した、F40の後継車である、F50 。
フェラーリのスペチアーレ(数量限定のスペシャルモデル)の中でも、究極のマシンと言っても過言ではないでしょう。
コンセプトは「公道を走るF1」
コンセプトは、 「公道を走るF1」 です。一応ロードカーなので、内装はそこまでスパルタン(「スパルタン」という表現ですが、エアコンが無かったり、パワーウィンドウが無かったり、シートの座り心地が最悪だったり、とにかく快適ではなく厳格で厳しいというようなイメージで私は使っています。)ではありません。エアコンもありますし、少しは快適、くらいだと思います。が、高剛性な車体構成はF1そのもの。ボディもシャーシもサスペンションもすべてF1と同等です。
F40の485馬力に対し、F50は520馬力。V12DOHCエンジンを搭載し、最高速度は325km/hです。
ルーフ部分は取り外せますが、気軽に外せるわけではなく、工場で作業が必要です。
それにしても、美しい姿。特徴的なフロント。まさにスペチアーレの名にふさわしい姿です。
うらやましい…。F40とF50の乗り比べ。
有名自動車ジャーナリストのクリス・ハリス氏が、F40とF50を乗り比べたうらやましすぎる動画をご紹介します。字幕無しの英語ですが、クリス氏はちょろっと馬力の解説等を入れてはいるものの、 「すごすぎる!!」、「ヤバイ!!!」、「ワオー!しか言えんわ!」、しまいには「俺はクルマを愛している!!!」 といったことを叫んでいるだけなので、なんとなく雰囲気を味わっていただければと思います。実際に走るのは4:10くらいからです。
この動画に対して、「F40の方が良い!」というコメントが多いように感じます。同じスペチアーレ、しかも兄弟のようなものなので比較してしまうのは当然ですが、どちらにも固有の素晴らしさがありますからね。
爆音フェラーリ、火を噴くフェラーリ
スーパーカー界ではいろいろな意味で有名なAnijyaさんのF50。11秒くらいから、ファンファーンと鳴らしてくれています。F40よりもF1に近い、高い音です。
そして、美しい夕日と、マフラーから火を噴くF50。とっても幻想的で、素敵。
現在までに生産されている台数は349台。ネット上で探すと、走行距離0.7万km の黄色いF50が出てきます。 価格は1万8千まん…??んん??…あ、1億8千万円でした。 ここ最近、アジアの富裕層の買い占めによりF40もF50も価格がとっても高騰しているそうな。溜息が出ますね。
F40、F50とご紹介していますが、さて、次回は…?