今回は本気! 大丈夫、5〜10年は持つはず

昨年には倒産のニュースが流れ、沢山のファンが悲しみに涙したEBR

が、なんと復活! しかも今回は資金的に5〜10年は耐えられる長期計画

“Now the clouds have cleared; EBR is able to shift into gear knowing that it has financial stability, a profitable multi-year plan, and a 5-10 year vision. We feel there is still room for new partnerships or investment, but it is not critical. EBR is on solid ground and moving forward. We are turning the key and twisting the throttle!”

”もうEBRを覆う黒雲はなくなりました。ギアを入れて発進です。 資金の安定性と利益の出る年間計画、そして5〜10年先を見据えた長期プランが動き出します。新たにパートナーや投資の可能性はありますが必須事項ではありません。EBRは確固たる地盤の上を進み始めます。キーを回してスロットル全開です!”

すでに3月1日より1190RXと1190SXの生産が始まり、今月の17日にはプレスデー、18日には一般も交えたローンチパーティーが開催される模様

東京モーターサイクルショゥ2015に展示されていた1190RX

EBRとは?

インサイドアウトマウント - キャリパーとディスクが逆になっています

www.erikbuellracing.com

ハーレー・ダビッドソンのエンジニアだったエリック・ビューエル氏が立ち上げたBuell Motorcycle Companyが元となるレース車両制作を主にした会社です

Buell Motorcycle Companyは販売不振を理由に親会社であるハーレー・ダビッドソンが継続を破棄。そこからビューエル氏が新しく立ち上げたのがEBR(Erik Buell Racing)です

By Jakub "Flyz1" 2015年初頭まではレースする気満々でしたが

commons.wikimedia.org

AMAやFIMのSuperbike Raceに出場。アメリカのモーターサイクルメーカーとして初の入賞ポイントを獲得するなど、アメリカの中ではレース界でのパイオニアでしたが、、

幾度と無く資金繰りが困難となり、倒産や休業の危機に晒されて昨年の春には倒産となったEBR

やっと今回はしっかりとした基盤を手に入れたようですので楽しみです

EBR 1190SX

エンジンがかなり低い位置に搭載されているのが伺えます。マフラーこんなに上向いてていいのかなぁ??

www.erikbuellracing.com

現在(2016年3月9日)ホームページで見れるのはこのモデルのみ

2014年製の1190SXは1190ccのエンジンで最高出力185馬力、最大トルク137.8Nm(ともに8200回転)  

全長2040mm 車重188kg(ウェット、燃料なし)価格は$16.995(約192万円)

ここからは筆者の予想ですが、まだ部品の在庫もありそうだし、1年は1190SX,RXをリファインして販売、その間にニューモデルの企画、開発、来年にはレース活動再開かなー

常に魅力的なマシンを作り出してきたビューエル氏 日本にもファンが沢山いるのでこれから思う存分に暴れて欲しいですね