人気者のペンギンに逆恨みを抱くタコ。
世界中のペンギンにお門違いの復讐を狙う彼と、スパイ気取りのペンギンズの戦いを描く”ナンセンスコメディ”。
4羽のペンギンズが世界のペンギンを救うため大活躍
水族館の人気者。それはペンギン。
彼らの人気の陰で常に冷や飯を食わされてきた対決をコのデーブは、人間の姿(オクト博士)を借りて、世界中のペンギンに復讐しようと企てていた。
そのデーブの野望を妨げるため、4匹のペンギンたち=ペンギンズ(隊長、コワルスキー、リコ、新人)が立ち上がった。彼らは動物のスパイ組織「ノース・ウィンド」とともにデーブの野望を食い止めるようと、奮闘。世界中のペンギンが誘拐されていく中、ペンギンズはデーブの目的地の一つ 上海で、対決を挑むのだ。
「マダガスカル」より”人間味”があるペンギンズ
対決する、とは言っても、本作は完全なコメディなので、完全にドタバタ。
(基本子供・ファミリー向けの映画だが、ドタバタが過ぎて展開を理解できるかどうか、やや心配)
オリジナルの作品である「マダガスカル」(本作は「マダガスカル」のスピンオフ)のペンギンズはもっとハイテクを使いこなす、ファンキーで能天気なやり手な感じだったと思うが、本作のペンギンズはデーブの前に度々煮え湯を飲まされる。
ちなみに、タコのデーブは、ペンギンたちに復讐をしてもいまひとつ物足りないことに気づき、パンダや子猫にも復讐しようと考える。彼の行動は逆恨みでしかないのだが、案外 人間も一方的に恨みを買っていることもあるものだから、本作を見終わったら、自分の周りに”デーブ”がいないかどうか、改めて見回してみるのもいいかもだ。